めっちゃ早口で言ってそうなブログ

アニメを語りたいおっさんが、誰にも頼まれないのに勝手に深掘りしている(気になる)ブログです。

おっさん 『フランシュシュの歌』を語る その6

 最後となります。

 ヨミガエレ・光へ・FLAGをはためかせろの3曲をご紹介。

 もちろん先日届いたCDをずーっと聞きつつw

 

 

ヨミガエレ

 作詞:古屋真/作曲・編曲:浅利進吾

https://animegazomato3.site/wp-content/uploads/2018/12/%E3%80%90%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B5%E3%82%AC%E3%80%9112%E8%A9%B1-%E6%84%9F%E6%83%B3%E7%94%BB%E5%83%8F0261.jpg

 タイトルの通り、さくらの復活イベントとして歌われた曲ですね。

 演出も3DCGキャラも凄かった!

 

歌詞

 アニメではステージ崩壊に驚いて消えた歌詞がようやく補完されましたなぁ。

 「絶対無理だって逃げてばっかりの走馬灯になったら嫌じゃない?」

 走馬灯と言うと死ぬ前に見るアレと思ってる人も多いですが、

https://pbs.twimg.com/profile_images/668257883549597696/vyt35963.jpg

 本来はこのようにくるくる回る灯篭(とうろう)の事ですから、要は「嫌だって逃げても同じところをグルグル回っているだけ」という意味なんですね。

 あとちょっとひっかかった歌詞がリリィのパート

 進め 例え ドコか 失くしても

 普通の歌詞なら「何か」と書くのに「ドコか」と書いてるのが面白い。

 たぶんこのドコかと言うのは現実的なものではなくて、さくらの「記憶の時間帯」を指しているんだと思います。

 この歌を歌うときにはさくらはゾンビィだった時間の記憶が無くなっている訳ですから、そこを失くしても進め!とメンバー達に言われてるんですな。(おもにゆうぎりに)

 そうなるとその前の「無垢で眩しい あの瞳には 戻れないけど」は過去の忌まわしい記憶を忘れていて天真爛漫だったさくらを指すわけですね。

 

 この歌のもう一つのポイントとして、第2話のGEILSでさくらが1人で歌おうとしていたところです。結果的にはたえキャンセルで歌えなかったんですけど、この時点でのさくらもまた「生前の記憶の時間帯」を失っていたわけです。

 

 ほんと、この歌詞好き。

 

楽曲

 ものすごい変拍子で始まってAメロまでそれが続くんですが、それは不安定だったり不安だったりというネガティブな印象をより強める効果があったんでしょうけど、これライブで歌えるリアルフランシュシュの連中はすげぇなぁ、と思いました。

 しかもこの変拍子のパート、Aメロ相当の部分なんだけど、2番には登場しない1回だけのレアパート。

 2番の出だしはスローテンポの変則(Bパートアレンジ?)から始まってそのままサビに続いて、最後までサビ2回繰り返しで終わります。

 楽曲的には欅坂系なイメージですけど、その辺はどうなんですかね?

 

 

光へ

 作詞:古屋真/作曲・編曲:山下洋介

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81hZm8VeDEL._SY355_.jpg

 作品の特性上、特殊エンドも多くて全体で8回しか流れなかった曲ですが良いですね。

 明確に卒業式の合唱曲というスタンスをとってます。

 全体的に王道。卒業式のレッドカーペットを想起させる厳かさ。

 でも実はC#メジャーという鬼畜調なのでピアノ弾く役の人(巽?)はめっちゃ大変だと思います。

 しかしその半音上げることが、地に足を付けた感じではなく少し浮いた感じ。そう昇天するような尊さになっていると思います。

 

いったい何から卒業するというのか?光へ…ってどこ行くねーん!

 あの唐突とも言えた徒花ネクロマンシーの演出も、終わってみれば映像通りの「囚われ堕ちるさくらを全員が手を伸ばして救う物語」という本筋通りの映像だったわけです。

 EDの光へだって、ただの綺麗な曲だと思ったら絶対に痛い目にあうと思いますよw

 …てか、どう考えてもこれ成仏エンドですよね?

 空が呼んでて、知らない階段登るんですよ?

 パトラッシュじゃなくてロメロがソリを曳(ひ)いてお迎えに来るんですよ?w

 

 でもゾンビになって無間の住人になった彼女たちの行く末は、灰になるか浄化されるかの2択しかないと思うんです。

 人間に普通に戻れるなんてそんな都合の良い設定は無いでしょう。…あ~でもゾンサガなら無いと断言できないのが怖いw

 てか、こんなん絶対2期最終回のエピローグシーンで流すやつやん。で、ゾンビィ全員号泣させる気満々やん。涙腺イタイイタイなのだったパターンやん。

 

 

FLAGをはためかせろ

 作詞・作曲:浅利進吾/編曲:SHIBU

https://ckworks.jp/animeradar/cacheimage/m/https://pbs.twimg.com/media/Du3k46LVYAAi3_o.jpg

 そして最後はもちろんこの曲。

 この曲を最後に持ってきた理由はもう一つあるんです。

 ゾンビランドサガの劇中歌の歌詞は基本的に、巽からのメッセージ性が一定量ある、ストーリーに沿った内容だからです。(特攻DANCE除く)

 しかし最後のこの曲だけはストーリーと関係が薄いんです。

 つまりこの曲だけが真の意味でアイドル「フランシュシュ」の曲とも言えます。 

 もちろん純粋に曲も歌詞も良いのですが、映像込みで見ていた時に、ものすごく私たちの心に訴えかけてくる感じがしませんでした?

 アツクナレもヨミガエレも目覚めRETURNERも、歌詞そのものが持つメッセージテーマは私たちにも共感できる部分があるのですが、半分は歌っている彼女たちが自分自身に言い聞かせている内容でもあります。だからある意味キャラソンとも言えます。

 しかしこの曲は純粋な視聴者への応援歌だと思います。

 

歌詞

 君の希望と夢を掲げて 高らかに宣言しよう

 その旗に何を印(しる)すかは「あなたの心しだい」なのです。

 そして印したら掲げよう。恥ずかしがっても意味は無いよ。

 自分の誇りに胸を張って歩いて行こう。その先に未来が待っているから。

 

 あとCブリッジの「間違う事あるよ 見失う事あるよ 回り道した先に すごい風が吹いてる」が好きですね。

 1番で「どこからともなく」とかフワッと描写されていた風が、突風になってるんですよ。

 足掻き苦しんだ時間は決して無駄じゃない、それはアツクナレの歌詞「もがき足掻いた涙にも意味があるから」という歌詞ともリンクする内容。

 遅れた分、すごい風が吹いているから、遅れなんて取り戻せる。だから間違いや遠回りを恐れないで、という応援歌。

 アツクナレとFLAGは作詞者違うのに、同じような事を謳っているのが素晴らしい!ほんと、ゾンサガはテーマがぶれないから好き。

 

 

 以上、6回に分けてお送りしたゾンビランドサガ歌曲集の感想はいかがだったでしょうか?

 本当に良曲・名曲しかなかったと思います。

 企画からしっかりとイメージを作って依頼した製作陣、それを受けて完璧にプロの仕事を遂行した音楽制作者たち。

 そしてそれを音にのせて私たちの心に届けてくれた声優さんたちの結晶がこの宝玉の数々になったと思います。

 本当にありがとうございました。

 

 P.S. 2期前にオリジナル新曲アルバムなんて出しちゃってもいいのよ?