おっさん 『君の心にナイスバード SAGA』を語る Bパート
たぶんこれはみんな感じたと思うけど、Aパート終わった時に驚かなかった?
(え、まだ半分?!)ってw
第5話はゾンサガの中で一番内容が濃い気がします。
展開の速さと画面情報量の多さで、体感時間がすごく濃密なんですよね。
という訳で後半ガタリンピック回です。
君の心にナイスバードSAGA Bパート
第5話 Bパート アイキャッチ
長崎くんちは知ってたけど唐津にもあるんだね、と思ってました。
調べてみたら九州北部の秋祭りの総称だそうです。
しかも長崎に匹敵する大規模な祭りだとか。
それにしても毎回のアイキャッチのメンバーはどういう経緯でメンツが選ばれるのかが疑問。
なぜさくらとリリィとたえなんだろうねぇ?
さくらとリリィの共通点は佐賀出身確定なこと。という事はたえも…?
シーン3 地下室再び~ガタリンピック説明
天丼形式からのサガジェンヌ。
理由のある暴力が巽を襲う!!
いや、そら愛ちゃんキレますって。
普段の絡みですらウザいのに、耳元で囁かれたら不快ゲージMAXにもなりますって。
むしろ、よく耳元の時に舌打ちだけで我慢したと思う。
そして↑この一連の流れるようなカウンターの作画はすごいですよね。
こういう所でも愛の運動能力と動体視力の良さが分かります。
それにしても宮野さんの妙なフランス語のそれっぽい鼻濁音がすげぇなぁと感心しますね。そして日本語話してる時にも入れるテクニシャンっぷり。やっぱ宮野さんすげぇわw
声優陣、絶対ブースで笑い堪えるのに必死だったと思うw
サキを気の毒な人を見る眼で見る愛。
ここも眼球だけで見て欲しかった気もするけど、ある程度の親密さが上がったと観るべきかなぁ?
そして当たり前のように挟まれる実写パート。
円盤の特典映像を見るとこの絵の意味が分かりますね~w
それにしても、ゾンサガが放送されたのが2018年10月で、ガタリンピックが行われたのは同年5月。
そもそもがほとんど内容シークレットな状態で、田中美海さんと河瀬茉希さんと衣川里佳さんがフランシコシコTシャツを着て参加しているというカオス。
だって当時はアイドルアニメだなんて誰も思ってないわけですし、ネットで調べたってフランシュシュなんて単語は出てこない訳ですから、会場で見ていた人も素直に(なにそのゴミみたいにダサいTシャツ)と思うしかないわけでw
まあ、企画側としては最初から円盤特典映像のつもりで収録してたので問題はないでしょうが。
しかし、このシコT(イヤな略し方)にも理由はあります。
当時、ゾンビランドサガがそもそも「佐賀」だという事すら隠してたレベルの情報統制において、ゾンサガTシャツにしたらサガ=佐賀という関連性を見破られる危険があったからです。
そしてシコTを着ておけば、本編と同じになるという、後々で効いてくる効果もありますからね。企画側の周到な準備に驚愕。
そういえば河瀬さんが
今日はガタリンピックだ!
— 河瀬 茉希 (@maki_kawase) June 2, 2019
ゾンビランドサガの初お仕事から1年か……!🤩#ゾンビランドサガ
とツイートしてらっしゃいましたが、もし歌の収録なども含めての本当の初仕事だとしたら、特典映像見た時の違和感にも納得です。
いえね、私はアレを見た時に(なんだか愛のないやっつけっぽい仕事でイヤだなぁ)って思って1回しか見てないんです。本編20回以上見てるのにw
いや、そりゃ収録も歌も内容もロクに知らされてないのに、いきなりガタリンピック連れて来られたらあんな態度になりますよw
出演されたお三方。勝手に嫌って大変申し訳ございませんでした。
あなたがたの反応が正しいです。
はい。そしてこちらがそのゴミみたいにダサいTシャツです。
でもゾンサガを好きになると無性に欲しくなるTシャツでもありますねw
本当はシュシュって書いてあるんでしょうけど、ユのフォントが微妙でコに見えたので私の中ではフランシコシコ。つまりシコTになったのです!
ここは作画指定ミスと見るべきか、演出と見るべきか悩む部分ですが……。
前のシーンと↑のシーンの後では、全員自分の椅子の場所にいるんですけど、この瞬間だけゆうぎりと純子がかなり部屋右側にいるんですよね。位置的にはサキと愛くらいの場所かな?
まぁ(またTシャツですか…)と落ち込む純子を描きたいのは分かるので、演出としての嘘だと判断します。
しかしそれ以上に気になるのがゆうぎりの顔!
全く純子の方を向いていません。視線すら送ってませんw
割と視線や顔の向きが丁寧に描かれているゾンサガにおいて、かなりの違和感を受けたシーンでした。(要:円盤確認)
シーン4 ガタリンピック会場
純子「なんだか『水着だらけの水泳大会』を思い出しますね。」
……ふつ~水泳大会って水着だらけじゃないですか?
これは「女だらけの水泳大会」の間違いなのか、それともその名前は局の商標か何かに引っかかってこうしたのかな?アイドルだらけの水泳大会でも良かったとは思うけど。
で、調べてみたら、そういう番組は1970年代初頭から放送されていたようです。
そして純子が現役アイドルをやっていた1980年代前半はTV黄金期であり女性アイドル暗黒時代でもあった気がします。
正直当時からあまり好きではなかった、あからさまなアイドルの性商品化が顕著でしたし、バブル以降生まれの人には信じられないでしょうが、地上波ゴールデンで平気でおっぱい出してましたからね。
最近でも生き残っている表現ポロリもあるよはこの辺の番組が発祥です。
まあゾンサガもポロリしまくりでしたけどね。
純子「ポロリはしてませんよ!!」
その時の彼女を見る愛の目だけの移動。うん、良い。
やっぱ2000年以降の愛と1980年前の純子だと、アイドル観も違いますけど、女性観もかなり違うんじゃないかな?と思います。
なにげにもしフランシュシュがあの寝室で恋バナしたら、すごい時代差が浮き彫りになって面白そうw
放送を聞いて出ていくメンバーに残されるたえとさくら。
実はよ~く見ると、この時純子の視線だけが右に動いてるんです。
(置いてって良いのでしょうか……?)とさくらを心配したのか、(はぁ…あまり気乗りはしませんが…)と思っただけなのか気になりますね。
あと、ここの一連の着替えシーン。脱いだ服を置く棚を見ると全員綺麗に服をたたんでるんです。
ここは個性を出してもいいんじゃないかな?とも思いました。
ただ、たぶん棚の中の絵は背景さん担当だから、そこまで細かく気が回らなかったのかな?とも思ったり。
そして一部にファンの多い、ガタリンピックのインタビューアーのお姉さん。
シンプルながらも八重歯のキャラデザ。そして動きが妙にかわいい。
何よりも本当にいそうな感じの喋り方がポイント。
「はい、こがん感じになりま~す」が好き。
第8話でも1コマだけ登場するけど、2期でも出て欲しい逸材w
CVが方言監修の藤野真梨亜さんなので2期でも普通にスタジオにはいると思います。ぜひぜひ。
このインタビューのシーンで巽の本性というか、素の状態が初めて出ましたね。
極端に真面目か、極端にふざけないと、素ではこんな感じ。
そして走り出した時のみんなの表情。
サキだけが明確に(落ちろ…落ちろ…)と思ってますが、他のメンバーは(ちゃんとゴールして!)とか(ダメだったら許さないからね!)みたいな表情してますね。
まあ、たえちゃんだけ(お腹すいた…)って表情ですがw
そしていちいちかわいいお姉さん。
純子の顔芸集。
ゾンサガの良い所は、キャラ表現にタブーが無いところですねw
言動には緻密な設定と設計を考慮してるのに、表情はけっこうフリーダム。
特に第5話はギャグ回としての演出を前面に出してるので、やりたい放題。
こういうメリハリの良さが楽しさを上げてます。
お姉さん「泥が口に入って上手く話せんとかな?」
この言い方とイントネーション大好き!
そしてこのオチである。
いやぁ、もうこれは脚本の妙としか言いようがない絶妙な展開でしたね。
濃密なA・Bパートでありながら、しっかりと天丼・前フリを入れつつ、納得のオチまでの流れ。
何度見ても飽きない第5話ですw
そりゃ、社長だって「こんなにガッツリ出されるとは思ってなかった」って言いますよwタイアップのつもりが、1話丸々ドラ鳥の宣伝状態ですもんw
そして最後に大古場記者の「ちょっと追ってみるか…」という波乱の展開を感じさせるセリフ…だと思ったらそんな事はなかったZE☆
まさかの最終回まで全くの放置伏線でしたw
まあ、脚本としてはダメなんでしょうけど、身バレ自体はゾンサガのテーマではないので、そこまで回収しないといけない伏線ではないとは思うんですけどね。
実際、完全放置のゆうぎり、巽・乾設定、不老不死・ゾンビ化秘術、これらをたった12話で回収しようと思ったら、もっと内容が薄くて駆け足の話になって、逆にゾンサガの魅力が半減してたと思いますよ。
まあ、だからと言って完全放置が許されるわけがないんですけどね。
つまり、責任もって2期をやれという事です!w
ED
え?今回あんまり考察してないって?w
いえね、第5話はぶっちゃけただのギャグ回ですから、ノリ重視の演出を根掘り葉掘り考えるのは野暮ってもんです。
いつもと違うフランシュシュを全力で笑えれば、それが一番の感想ですよ。
次回予告
愛です。
トリでもドロでもいいから、
今はとにかく何でもこなして、知名度上げていかないと。
次回 ゾンビランドサガ 第6話
『だってセンチメンタル SAGA』
見てね。
今までで一番真面目というか、深刻な状況っぽい予告ですね。
愛と順子の対立を予感させるカットを見せつつ、センチメンタルという古臭い単語で純子回を予見させるサブタイトル。
という訳で、今回はここまで。