めっちゃ早口で言ってそうなブログ

アニメを語りたいおっさんが、誰にも頼まれないのに勝手に深掘りしている(気になる)ブログです。

おっさん 『一度は尽きたこの命 なんの因果か蘇り 歌い踊るが運命なら 親友への想いを胸に秘め 貫くまでよ 己のSAGA』を語る Aパート

 サブタイ長げーよ!!www

 とツッコませるためのサブタイなのでツッコんであげるが世の情け。

 全編やりたい放題のゾンサガの中でも一際異彩を放つ第9話w

 監督が「ただのヤンキー映画です」と言った今回。

 そもそもヤンキー映画見たことない私がいったいどこまで肉薄できるのか?!

 それ以前に第8話でだいぶ作画ミスが目立って(おいおい現場大丈夫かよ…)と心配だった私は、第9話の作画が心配で仕方なかった。

 それではいってみましょう。

 

第9話 『一度は尽きたこの命 なんの因果か蘇り 歌い踊るが運命なら 親友への想いを胸に秘め 貫くまでよ 己のSAGA』

アバン

 前回のゾンビランドサガは!

 波乱のサガロックを期に、ちょっぴり名前を知ってもらった私たち。

 嬉し恥かしフランシュシュ。ヤッタネ!!

 そんな中、リリィちゃんのパピィがヌッと現れたの。

 最初はリリィちゃんも戸惑ってたけど、パピィがずっとリリィちゃんを想ってるって分かって嬉しそうだったなぁ。

 いくらゾンビのハートでも、ほっこりウォーミングなさくらなのでした。

 まるぅっ!

 

 今回はウザさひかえめ、ちょっぴりかわいいさくらなのでした。

 ここでワンポイントなのは、まさおについて一言も言及していないという事。

 つまり前話において、そこは別に大切なことではないという意味と、私が書いたその後、変にいじらないという部分がしっかり守られているんですよ。

 というわけで場所は早朝の嘉瀬川河川敷へ。

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00:28

 ちなみに場所はバルーンフェスタの時だけ使われる臨時駅「バルーンさが駅」の近く。光の方向からして、駅の対岸、西側に二人は座ってると思われます。

 まあ地理的な話は聖地巡礼してきた人の写真でも見れば分かるでしょう。

 おっさんとしては当然日付・時間警察なわけですw

 さて、このシーンの唯一の時間情報は

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01:22

 このシーンの立て看板です。

 1978年から開催されている歴史ある佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

 この1997年は第13回世界選手権も行われたそうです。

 そして日付は10月30日から11月3日。

 しかしサキが死んだのは8月30日。

 宣伝の看板は事前に設置してあるのが普通なので、これは年しか分かりません。

 麗子の「そのうち死ぬばい」というフラグ発言からして、比較的その直後に死んだと推測するのが良いでしょう。そうなると、これは8月中のシーンと思われます。

 え?夏に長袖特攻服?中はヘソ出しだから平気?

 いや、あの人たち無駄に我慢強いから、夏でも冬でも同じ服ですよ?w

 参考として佐賀県の8月27日の日の出時刻は5時50分。

 ですが太陽は山の上から出ています。

 ちなみに嘉瀬川河川敷から東の方角でそれらしき山を探してみると、福岡県八女市の山地だと思われます。

 なので実時間は6時30分ほどと予想します。

 いや、もう夜通しケンカとかのレベルじゃなくて、普通に早朝5時くらいから始めたケンカなんじゃないでしょうかwww

 族が早起きして夜も白む時間に集合してケンカしてたと思うと、なんだかシュールな光景ですね。

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 そしてサキのキーアイテムでもあるたまごっち

 実は……おっさんたまごっち知らんのよねwww

 1997年のブームの時はTVで異常に騒いでるのすらほとんど知らなくて、たまごっちブームは遠い世界の話でした。

 え?だってTVってPS用ディスプレイの事でしょ?

 1997年つったら、FF7アーマードコアグランツーリスモの発売年ですよ?

 TV見る暇なんかあるわけねぇだろ!!

 しかも品薄のせいで周りにも持ってる人誰もいなかったし。

 という訳で、大変申し訳ないのですが、たまごっちに関する考察は出来ません…。

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01:01

 それはそうと、この橋脚の上にいる人。

 何がどうなったらそこに行けるんでしょうかね…(汗

 そしてここで一発目の!?マーク。

 これは通称マガジンマークと呼ばれてて、90年代ヤンキー漫画がめっちゃ多かったマガジンで多用されていたもの。

 ゾンサガでは乱発されて少々食傷気味でしたが、実際漫画でも乱発されてましたのでw

 と言うか、90年代前半ってヤンキー漫画自体が乱発されまくってた気がします。

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 サキ「天満宮まで勝負しようぜ!」

 これ、気になったんですけど佐賀市だけでも「天満宮」という建物が6件以上見つかって特定ができませんが、絞り込むとすると

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 二人の進行方向(画面手前)で影が左側(西)に出来ているので、二人は南に向かって走ることになります。

 南方向の天満宮を探してみると、河川敷をまっすぐ南下して左折、国道207号線沿い、嘉瀬町の天満宮が最有力候補だと思います。

 ただ次のシーンに問題があって…

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 そっち、有明海側だから山は無いはずなんですよねぇ…。

 山だったら北側に向かって走る事になるから、影は反対方向に出ないとおかしい…。

 うん、まあ、細けぇこたぁ気にすんな!!

 余談ですがサキのバイクのタンクにはドラ鳥ステッカーが貼ってありますw

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ドライブイン と!り!

 あと第9話全体の話ですが、フル改造バイクの音がお上品だったり2ストバイクなのに4ストの音だったりが少々気になりましたね。

 まあ実際そこをリアルにやられると五月蠅いのでリアリティはいりませんがw

 

OP

 

シーン1 鹿島おどり~万梨阿登場

 実は鹿島踊りのシーンは全く考察余地が無いのでほとんどスキップw

 一応鹿島おどり自体を解説しておくと

 東日本の鹿島神宮系列で行われている鹿島踊りと、鹿島市で1964年から始まった鹿島おどりは全く関係のない別物

 1962年の七夕に起こった大規模な水害からの復興のために始めたお祭りだそうです。

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 純子「ついていけるでしょうか…」

 愛「とりあえずやるしかないでしょう!」

 ダンス苦手な純子と、得意な上に失敗を恐れない愛の対照的な様子が描かれてます。

 そして八代目怒羅美総長・万梨阿ちゃん登場。

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 ちなみに後ろのお二人は右川・左山という何とも愛のないネーミングですが、どちらも実在する苗字なのでご注意をw

 絵だと右側にいますが、眼鏡をかけている方が左山(さやま)。

 左のそばかすの方が右川(うかわ)です。

 というか、このシーン、こんなヌルヌル動かす必要性ありますかね?w

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 リリィ「ダッサ……」

 腹黒発言設定されがちなリリィちゃんですが大丈夫。

 普通の人なら老若男女問わず、君と同じ感想だから。

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06:40

 ここでちょっと混乱するのが、冒頭で霧島麗子の刺繍を覚えていれば一瞬で麗子の娘だとは分かるのですが、どうやら戸籍上の苗字は「天吹」万梨阿なんですよ。

 だから後でちょっと複雑な家庭?!とか思っちゃうわけでw

 

シーン2 河川敷での決闘 サキの仲裁

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07:39

 あと、これ↑一発でコロスケって読めた?w

 このシーンでローマ字読みを書いてくれるまで、ずっと「アヤメ」だと思ってましたw(いや、サクラ大戦の藤枝あやめさんじゃなくてね)

 それにしても族車がビッグスクーターなのが時代を感じさせます。

 でもサキと麗子のバイクはちゃんとした(?)単車なので、そこは時代と世代間を出すための演出なんでしょうね。

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 ちゃんとスタンドの立て方がスクーターなのにちょっと笑いました。でもこのスタンド、下が土だとえぐっちゃって立てにくいのよねぇw

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†堕天使のミサ†

 いえいえ、別に笑うつもりは毛頭ございませんよ?www

 本名は東鶴美沙(あずまつる みさ)。

 二階堂・天吹・霧島に続く焼酎シリーズ。

 堕天使というキリスト教単語繋がりでミサだったりするんですかね?

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08:11

 約1名、殺意が高すぎる人がいるんですがそれは…

 ケンカとかのレベルじゃなくて完全に一撃で殺すつもりの装備ですよそれは!

 ま、SAGAにはチェーンソーは付き物だから仕方ないね!www

 

 まあ、ネタが分からないであろう若人たちに説明しておくと…。

 むか~しむかし、任天堂の出した携帯ゲーム機ゲームボーイという名機があってのぉ。

 そのゲームにスクウェアが出したRPG魔界塔士Sa・GaというRPGがあったんじゃ。

 そのラスボスの神様はそれはそれは強かったのじゃが、即死判定のあるチェーンソーという武器が通用してしまう仕様ミスがあって、ラスボスなのに一撃で死んでしまったのじゃ。

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 それが全国のキッズの記憶に残り、いつのまにかSa・Ga=チェーンソーとか、神殺しの武器と言えばチェーンソーと、伝説の武器になってしまったというお話じゃ。

 実際、このネタが反映されたラノベ・漫画・ゲームなどがあるので、知っておくとちょっと楽しめるかも?w

 

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08:37

 そして突如始まるほっこりウォーミングな車内風景w

 ここのシーンが好きな人も多いんじゃないでしょうか?

 普段あまり見られない本当にラフなフランシュシュの様子が見れるというのもそうですね。

 あと気づく人も多いでしょうが、このシーンだけ全く違う作画班が担当してると思われます。

 なんかキャラの動きがめっちゃ生き生きして細かく動いてるんですよね。おそらく第1~2話のスタッフが関わってるような動き。

 

シーン3 積木くずし

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11:00

 初めて見た時はこの表札で!?ってなりませんでした?w

 霧島万梨阿って特攻服に刺繍してあるのに、表札が天吹。

 これで多少でも父親の描写がされていれば、家族自体は普通に成立してる事が分かりやすかったのに、父親不在のせいで余計に崩壊した家庭のように見えたり、離婚して旦那が出て行った家に旧姓の麗子と万梨阿が二人だけで住んでるようにも見えたりと、色々考えてしまいました。

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11:31

 そしてこの一瞬シーンが致命的でした。

 TV版では背中の刺繍が無いのです。

 だから私は万梨阿は刺しゅう入りの特攻服と、右川・左山と同じ刺しゅう無しの特攻服の2枚を持っていて、家に帰る時は着替えていたのだと思ってました。

 なぜなら刺繍は霧島と書いてあるから、それを母親に見られたくなかったからだと。

 それはつまり、結婚する前のツッパってた霧島麗子が好きであって、今の腰抜けの母親は嫌いだ!という意思表示だと考えたんですよ。

 万梨阿がグレたというか怒羅美を引き継いだ理由は、高校に入って母親の過去を知って、(なんだよ、昔はあんなにかっこよかったのに、なんで今はあんな普通の弱い女になっちまったんだよ)と苛立ちを感じたからになるんです。

 そしたら円盤で普通に修正入ってやんのwww

 もうwww私の無駄な考察時間を返してwww

 …はぁ~orz

 修正入っちゃったら、普通に中学くらいから不良い友達と絡み始めて、高校で怒羅美に入ってから母親の過去を知ったって事になっちゃいます。

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11:41

 まあここのシーンを見る限り、本当はお母さん大好きなのは間違いないんでしょうけどねw

 麗子が恥ずかしい過去だと思って封印していた時代が、実は娘にはすごくカッコよく見えた。だからそれに憧れた。

 でも憧れれば憧れるほど、今の母親が情けなく見える。そのイライラが余計に関係をギクシャクさせてたんでしょうねぇ。

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11:55

 巽「お前らみたいなゾンビィが生きた人間とコミュニケーションとっていいのはアイドルの時だけじゃろがい!」

 このセリフによって、フランシュシュが普段外出禁止されてるのが分かりますね。

 だからこそ、第4話の嬉野温泉で彼女たちが外を勝手に歩いている事に驚いたんでしょう。

 じゃ、第11話でゆうぎりが勝手に小料理屋に来たのは怒らなくてよかったんかい!って話になりますけどwww

 一見酷い管理だなぁ、とは思いますが、別にゾンビィでなくてもアイドルが一般人相手に普通に接していいのは仕事の時だけだと思いますけどねw

 プライベートで接するとどこぞのアイドルグループみたいに大参事になったりしちゃうから…。

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12:18

 巽「お前の行動一つでフランシュシュが終わる可能性がある」

 この時サキがハッとしますけど、個人的にはこの時のサキが思っている事はフランシュシュの事ではないんじゃないかと考察します。

 この時サキが思ったのは、怒羅美の事だったんじゃないでしょうか?

 自分の後先考えずに文字通りの特攻を行ったことによって、結果的に麗子が怒羅美を引退して、九州制覇はおろか、あんなにも弱体化させてしまったんじゃないかと。

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12:22

 この写真にも父親が映ってない。

 ほんとに回想シーンの幼稚園時代の手だけの存在w

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 もっとも麗子も親が離婚して母子家庭で育っていたから、結局旦那・父親の存在をよく分からずに結婚して、結果的に父親不在の家庭にしてしまったんだろうなぁ。

 だからこそ、やっぱり娘もグレちゃった、みたいな演出なのかもしれませんが。

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12:59

 このシーンよく見ると左の頬に殴られた跡があります。

 初めて特攻服を着て帰った日にもうケンカも済んでいるというなかなかのエリート?っぷりw

 でもこれが7代目総長とケンカして総長服を奪ってきたのだとしたら、話は別ですね。

 この場合、話の流れが

 中学から荒れ始めてた → 高校で自分の母親が初代怒羅美総長だったと知る → 怒羅美に殴り込みをして「テメェ誰に断って怒羅美の総長やってんだゴルァ!こちとら初代総長霧島麗子の娘じゃ!」と特攻服を奪って帰る

 という順番になりそう。

 うん、娘さん、完全に思考がヤンキーですよ?w

 そりゃ麗子だってびっくりして高価な伊万里焼を落としますよw

 

第9話 Aパート アイキャッチ

 

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 伊万里唐津・有田の焼き物

 土に恵まれた佐賀は昔から焼き物の名産地でもあります。

 もっとも私は陶芸系は詳しくないのでよく分かりませんが、陶器か磁器かの違いだとか、地域と出荷港の違いだとか色々あるようです。

 

 なんかやっぱり第9話はあっさり特に考察するべきところも無く進んだなぁ、と思って実際書いてみたら、第8話の考察量がおかしくて感覚が狂ってるだけで、第9話も結構な長文でしたw

 

 それでは後半へ続く。