おっさん 『世界にひとつだけのSAGA』を語る Bパート
お盆を満喫してしまい更新が遅くなって申し訳ございませんでした。
さくらの過去がはっきりとなるBパートのスタートです。
初見の時はあまりの重さにぐんにょりしましたw
Bパート アイキャッチ
本当に新鮮なイカって透明なんだってね。見たことないけど。
あと甘い。食べたことないけど。
昔はイカタコ嫌いだったけど、いつのまにかイカだけは好きになってたなぁ…というどうでもいいおっさん情報。
乾物が好きになったのは間違いなく小島食品工業さんのおかげですw
どうでもいいけど、店で酔いつぶれたらさくらと愛が迎えに来てくれるって、どんな天国よ。
巽よ、たとえ足を掴まれて引きずって帰られても文句を言うな。
貴様はそれだけの天国を味わっているのだからな!!
シーン4 さくらの家出~明かされる過去
帰ってきた巽をゾンビィたちがお出迎え。
Aパートでもそうでしたけど、ゾンビィは基本的に暗闇で目が光る仕様なんですかね?
必ずしも光っているわけではないけど、怖く見せたい時は光ってるよね。
ゾンビィの時の瞳の色は全員同じだけど、生前verだとみんな瞳の色が違うから、基本的にゾンビィになると瞳が血の色になって暗闇で光り(反射?)やすくなるんでしょう。
猫とかと同じように暗闇でも見えやすくなったりするのかな?
という事は、メイクの時にカラコン入れて瞳の色を生前に戻すのは、反射を抑えるという目的もあるのかもしれませんね。
ここで巽が素で驚いてたけど、別にゾンビィじゃなくても真っ暗な玄関にたくさん人がいたらびっくりすると思うw
あとどうでもいい細かい作画ミス。靴の方向がさっきのシーンではかかとが手前だったのに、つま先が手前になってましたw
佐賀城をバックにゾンビィ丸出しで深夜徘徊するさくら。すごくゾンビィっぽいw
この時点ではゾンビィ後の記憶が無くなっているから、巽に言われた「絶対ゾンビィバレせん事じゃい!」も忘れてるんですよね。
もっともここまで絶望しているさくらにとっては、もうどうでも良いことだったのかもしれないけどね…。
シーン5 SAGA さくら悲報伝説
最初は笑えてたのに、だんだん見ていくうちに笑えなくなってくる重い過去。
不幸その1
小学校3年生の学芸会で主役に選ばれた
→予防接種したのにおたふく風邪で欠席
不幸その2
小学校4年生の運動会でリレー選手に選ばれる
→入場行進で肉離れ
→5年生 6年生でも同じ悲劇に見舞われる
全て右ふくらはぎなんですよねw
そしてよく見ると4~6年とさくらの左脚の高さが下がってるんですよ。
つまりさくらだって同じ過ちを繰り返さないように慎重に歩いてたって事です。
にもかかわらず運命の神はさくらの右ふくらはぎに執拗にローキックをかますのですw
というか、完全にクセになっちゃってません?
それが微妙な伏線で2期でさくらが肉離れ起こす展開とかやめてよ?w
あとどうでもいいけど、4年の時から前が古賀で後ろが松尾なんですけど、これは佐賀にはクラス替えが無いのか、それともクラス替えをするクラスがないのか、どっちなんだろうかw
不幸その3
中学1年の夏から高校受験を視野に努力を始める
ここ、写真を見ると実はさくらは中学でおそらくテニス部に入っていたと思われます。…いえ、なんでもありませんよ?w
歌番組にドラマ・カラオケにテニサーと、さくらは比較的平均的な人間像のようです。
ただ、その部活も恐らく夏以降は幽霊部員になってたんだろうなぁ、と思われます。
全てを捨てた結果がこれ↑
とは言え、県内屈指の進学校でA判定取れたという事は、地頭は人並み以上あったんでしょうね。(たぶん偏差値60くらい?)
ちなみに調べてみると佐賀の屈指(つまり5本の指の範囲)の高校だと、5位でも偏差値64とけっこう高め。(2018年情報)
でももう少し絞り込んでみましょう。
これ、恐らくモデルは佐賀ワシントンホテルプラザ(現:アパホテル佐賀駅南口)なので佐賀市内の高校という事は確定。
受験校は佐賀西高校(69!)か、龍谷高校特進・清和高校・致遠館高校(64)の4択くらいまでは絞れました。
ホテルに近い高校となると、一番近いのはたぶん致遠館だけど、道で言えば大通りをほぼ直線で行ける佐賀西か龍谷だろうなぁ。
でも測ってみると2㎞ほどの距離。近いかどうかは微妙w…歩いて30分って近いとは言わないよね?
そして決定的な考証材料が!
校舎の窓の形を探してみたら、他の3校は全く違う形をしていました。間違いなく一番近いのは佐賀西。
まあ、ストーリー的にも佐賀西なんだろうなぁ、とは思いますけどね。
うん、方法と思考が完全にストーカーのそれ。
自分でキメェと思いました(真顔
→受験当日トラブルまみれで不合格
いやぁ、色々思う事はありますけど、ここはあえてギャグ天丼という事にして深くは言わないようにしましょうw
シーン6 失意の高校生活 ~ アイアンフリルとの出会い
謎の少女「帰宅部ってもったいないやない?アンタ、スポーツとか体動かすの得意やったやん。」
この少女は明らかに過去のさくらを知っている口調ですね。
…あれ?この子松尾じゃね?w
なんか髪型とか似てません?w
彼女ならおそらく小中とさくらを知っている可能性が高いので、同じ高校に入ってあのようなセリフを言ってもおかしくはないと思う。
ちなみに当然のようにEDのクレジットには松尾も高校生Aとも書かれていないという事は、フランシュシュの誰かの兼役だという事です。
個人的には田中美海さんの声っぽく感じたんですけどダメ絶対音感の持ち主の方、教えてください!w
これで2期で松尾出てきたら笑うわ~w
初めてアイアンフリルを見た時のさくら。
完全に死んだ目で(お~お~無駄に頑張っとるのぉ)くらいの無感動。
生きてるのにね。
とは言っても、この時のアイアンフリルはすでに武道館ライブをやった後くらいなので知名度はそれなりにあるはず。だからさくらも名前くらいは聞いたことがあったかも。
そして飛び出せ時空警察!
さて、生前のさくらの時系列をちょっとまとめてみましょう。
まず高校2年生になりたてのさくらが死んだのは2008年4月7日。
この日の朝にはアイアンフリルのライブDVDを見てました。
そのDVDのジャケをよ~~く見ると、LIVE TOUR 2007って書いてあります。
当然2007年のライブの、しかもツアーを収めたものです。
おらぼうもそうでしたけど、ライブの円盤ってだいたい3か月から半年後くらいに出るのが普通だと思います。
という事は、どんなに遅くても2007年クリスマスあたりの最終公演にしておかないとさくらが見れませんw
もしかしたら、このDVDはさくらの手元に届いた直後な可能性すらあります。
だとしたら切ないよねぇ…。ようやくアイアンフリルの円盤届いて見まくって、よし!今日から新学期!って時に死んだんだから。
ちなみにさっきからDVD!DVD!と言ってますが、これは別に明確な証拠があったわけではありませんw
単に2007年の時点でノーパソでBD再生できる機種は無かった…と思ったり、そもそもBDとHD-DVDの規格争いがまだ終結してない時期で、BDが全く一般的な時期じゃなかったから、たぶんDVDなんだろうなぁ、と思ってるだけです。
ま、それはともかく、どやんすボディをしどけなくカウチポテトしながら、初めて水野愛に心惹かれてたのはいつなのか?
松尾ちゃん(勝手に命名)に話しかけられてたのは部活を決める頃ですから、恐らく2007年の4~5月でしょう。
そして部屋着とは言え長袖ワンピという服からして、初夏くらいまでかな?
という事はやはり5~6月くらいの出会いだと思うべきかと。
そしてさくらの見ていた情熱惑星のテロップにはこう書かれています。
アイアンフリル初の武道館ライブ
水野愛はセンターとしての役目を
完璧につとめあげた
つまり、少なくともこの段階(4~5月)で武道館ライブは終わってるわけです。
これは単なる仮説だけど、全国ツアーは武道館を皮切りに、半年くらいかけて全国を回って行われたんじゃないかな?
そして問題は、生前のさくらはアイアンフリルのアルピノライブに行ってるという事。
そしてこれはもう完全に失礼なイチャモンでしかないんですけど……
どう考えても武道館スタートの全国ツアーするアイアンフリルが、ツアー中にアルピノ来るわけないよね?www
やるとしたら絶対福岡ですってw
だからアルピノライブはさくらが持っているDVDには収録されていないでしょう。
恐らくツアーとは別に秋くらいに行われたライブにさくらは行ったのだと思います。
ただ可能性としてはツアーの福岡公演に行ったのもアリですが。
2007年
春 武道館ライブ さくら知る
夏 ツアー行く?
秋 アルピノライブ?
2008年
冬 DVD発売?
って感じでしょうか。
ちょっとフワッとしたスケジュール感で時間警察としては不本意ですが、一応時系列としては成立するという考察でした。
さくらは愛の違いはどこか?
おっぱいと答えた奴は表へ出ろ!w
これね、ちょっと見てて気にはなったので考えてみます。
さくらが瞳に輝きを取り戻したきっかけとなった言葉は、愛がインタビューで答えていた
失敗とか後悔とかをぜんぜんダメな事だと思ってないからですかね
それって絶対次につながる事ですし
そういうの全部踏み越えた先に、誰にも負けない私がいると思ってるので
というのは周知の事実です。
言ってる事はステキですけど、愛はなんだかんだで武道館ライブを大成功させてるんですよねぇ……
それに対してさくらは受験と言う大舞台、というか本番と言う本番を全部失敗してきてるわけで。
もちろん愛だってデビュー時から武道館までに、数々の失敗も後悔もしてきた上での成功だから輝いていたんだけどね。
でもさくらは失敗と後悔の連続で一度も成功しないまま死んでしまったわけですよ。
愛が死んだのは成功の後だし、しかも死亡は落雷と言う本人の失敗でもなければ、何の非も無い、ただただ運が悪いだけの事故。
それに対してさくらは自動車事故、しかも落ち着いて左右確認をすれば防げたかもしれない失敗。(ただしあの軽トラはスピード出し過ぎだから過失は軽トラ側の方が大きい)
でもそのゾンビィ化を卑屈にならずに「失敗したけど次につながった!」と考えられるようになれば、フランシュシュとしての成功につながっていくんだと思うなぁ。
あと愛も後悔をダメだと思ってないだけで、後悔しないわけじゃないんです。
だからこそ、あの落雷のトラウマも克服できたし、またステージに立つという乗り越える選択肢が生まれたんですな。
シーン7 鏡山展望台
「巽幸太郎さんじゃろがいーー!!」
ちなみにさくらが「誰?」と言ったように、事故後からこの瞬間まで巽とさくらは一度も顔を合わせていません。
これ、地味にショックだっただろうなぁ、と思います。演技上、一瞬の間があっても良かったかな?と思います。
ここからのシーンは一言一句が大切です。
巽「2~3人くらいは。」
これは照れ隠しなのかなぁ?w
まあその2~3人のうちの一人は間違いなく巽幸太郎…いや、乾かな?
さくら「私も愛ちゃんみたいになりたい。あんなふうに強くなりたい!」
さくらは別にアイドルになりたかったわけじゃないんだと思います。
さくらの中での強い人のアイコンが水野愛、そしてアイドルだっただけで。
不運を乗り越えられる力が欲しい、そう純粋に願ってた子なんでしょう。
そうなるための手段の一つがアイドル応募だったのです。
もうここからのさくらの独白が辛すぎてダメでした。
第1話の同じシーンでセリフを変えただけ。
それなのにこれほどの落差を生み出すここの演出を考えた宇田鋼之介さんはすごいなぁ。
そして引かれるシーンだけカメラで追わずに音だけで。
さくら「なんで私なんですか?!」
巽「お前にもいずれ分かる日が来る。」
これは明確に巽がさくらをゾンビィアイドルに選んだ理由があるという意味でしょうね。それともさくら自身が気が付いて、巽はあえて真相を語る気はないという意味でしょうか?
ゾンサガの場合、最後まで解明しない可能性があるから怖いw
このサイトがここまでゾンサガ漬けになった理由も、この徹底したみなまで言うまいの美学の結果ですからw
ここは音効が上手いですね。
初見時は気付かないですが、ちゃんと巽の足音が4歩分しか鳴ってないんですよw
私はてっきりカメラアングルの変更のためにカットしたのかと思ってたら、本当に4歩しか歩いてなかったというwww
でも失意のさくらにはそんなのに気づく余裕もない。
そしてここから泣きながら笑うという器用な事をさせてくれる伝説のシーン。
さくら「しつこい!私の事なんか何にも知らんクセに!死んだこともないクセに!!」
巽「俺が持っとるんじゃーーーーーーーい!!」
ここでさくらのセリフに否定も肯定もしない巽。
そして第12話で「私の事なんか何にも知らんクセに!」を映像で否定しました。
という事は「死んだこともないクセに!!」も否定されるのでは?と思ったのが、巽幸太郎ゾンビィ説の発端です。
詳しい事は過去の徐福さん考察の記事で書いてあります。
もしかしたら現在公表されている2期のメインビジュアル
これは壮絶な巽の運命への復讐劇なのかもしれませんなぁ。
これで巽の過去がさくらなんか比べものにならないほどの重い話だったら面白いなぁ。
とか言いつつ、全然違う内容になるのがゾンサガなので全くビジュアルを信用できませんが…。
ええ、あのビジュアル詐欺は忘れてはならない!w
そしてさくらと巽がにらみ合って終了。
いやぁ、良い引きでした。
ここからどうやって最終回を大団円にするんだろうと心配になるくらいにw
だってアイドルアニメと言ったら、最終回はライブで〆るのが基本じゃないですか。
え、この状況からどうやって?!と気になりました。
これでさくらが心打たれて改心、なんて様子が微塵も見えないんですものw
いやぁ、本当に面白い。今見ても面白い。
最後のED
次回予告
さくらです。
どうしてみんな、こやん持っとらん私にかまうと?
ゾンビになってまで生きるってなん?
次回、ゾンビランドサガ 第12話
「グッドモーニング アゲイン SAGA」
生きるって…なん?
最後にしっかりテーマを打ち出してきています。
その答えの一つが最終回に!
さあ、大団円の最終回へ!