アルピノ と アイアンフリル
先日、ジェームス吉田さんからのコメントで「どうして人気絶頂のアイアンフリルがアルピノでライブをやったのか?」という疑問をいただいたので、その点を考察してみたいと思います。
とは言っても、そこに関する情報は本編の中でもほぼ皆無なので、99%妄想となりますが、そこはご容赦を。
前知識
まず時系列からおさらいしましょう。
さくらが「やさぐれ」てたのは高校1年からアイアンフリルとの出会いまで。
ただ問題は、この出会った時期がいつなのかが明確ではないんですよね。
個人的には1年生の春5~6月くらいだと予想。
服が長袖である事と足の出し方からして、これから夏に向かっていくくらいの時期っぽい。そしてライブ当日のさくらの服は半袖なんです。(せめて武道館ライブがいつか分かればもっと絞れるんですけどねぇ。)
さて、第1話の冒頭のシーンには「FANTASTIC IRON Live Tour 2007」と書かれています。
発売は2008年かもしれませんが、少なくとも2007年に行われたツアーDVDなのは間違いないでしょう。まあ普通は2007年中に発売しますけどね。12月とか。
それに対してやさぐれさくらが見ていたTV情熱惑星の右上には「初・武道館ライブの裏側」と書かれていました。
という事はこの時点で武道館14000人を埋めるだけの集客力があったという事です。
じゃ、その「この時点」っていつなのさ?という話です。
セカンドアルバム「Fantastic Lovers」の発売前段階ではないでしょうか?
このHPにサードアルバムのタイトルが「マジェスティックロード」と書かれているのに対して、さくらが持っているDVDのタイトルは「ファンタスティック アイアン」なのでアルバム「ファンタスティックラバース」を記念した全国ツアーのDVDだという事もわかります。
たぶんセカンドアルバムなのでしょう。アルバムはだいたい年に1本くらいですからね。
サードアルバム発売記念に全国ツアー。8月4日の鳥栖スタジアム中に死亡という事は、恐らくサードアルバムの発売は6~7月。
という事は、さくらはサードアルバムを知らずに死んだ可能性が高いんですよね(涙
アルピノでやったのはいつか?
今までフワッとしたイメージしか持ってなかったのですが、今回の考察で一つの推測を立てました。
アルピノライブはセカンドアルバム「Fantastic Lovers」発売記念全国ツアーの中の1か所であり、さくらはそこに参加していた
さくらは5~6月に情熱惑星を見てアイアンフリル(水野愛)に興味を持って調べ、6~7月にアルピノでライブがある事を知ってそれに参加してみた。
そして彼女の持つ情熱に感化されて、それから本格的にアイアンフリルに傾倒していった…と考えるのが普通でしょう。
その様子も映像にありますね。
最初はぽかんとしてたさくらが目を輝かせて、そして笑顔に。
さくらが第1話冒頭でDVDを見ていたのも、単に好きと言うだけではなくて、自分がその場に参加していた記念のライブだったしても自然でしょう。
という訳で、アルピノライブは2007年6~7月くらいだとします。
さて、これを仮定すると、じゃ、武道館やったのはいつなのよ?となります。
5~6月のさくらがTVを見てる段階でライブが終了してるという事は、3~4月くらいに武道館を成功させてるという事です。(編集の時間を差し引いて)
まてまて、という事は、アイアンフリルはファーストアルバムで武道館やったって事か?w
もちろんシングルで大ヒットを何本か出せば、出来なくはないでしょうけどね。
やはりアイアンフリルのモデルはAKBではなくモー娘という線も濃厚でしょう。
恐らく、メディアと事務所ががっつり手を組んで、売るべくして売れたユニット。
ここまでの仮説時系列のまとめ
2007年 3~4月 武道館ライブ
2007年 5~6月 2ndアルバム「Fantastic Lovers」発売・情熱惑星放送
2007年 6~7月 全国ツアー開始・アルピノでライブ・さくら参加
2007年 11~12月 ツアーDVD「FANTASTIC IRON」発売
2008年 4月7日 源さくら死亡
2008年 6~7月 3rdアルバム「マジェスティックロード」発売・全国ツアー開始
2008年 8月4日 鳥栖スタジアムで水野愛死亡
こんな感じになるはずです。
じゃ、なんでアルピノだったの?
マジェスティックロードの時の集客力は、名実ともに人気絶頂の時でした。明言はしてませんが、オリコン1位を取ったのかと。
鳥栖スタジアムの収容人数は24130人。武道館よりなんと1万人も多い。
それにしても、5万人の福岡ドームもあるのに、なんで鳥栖スタジアム?w
もうこれは、アイアンフリルの全国ツアーは必ず47都道府県でやる、という事にするしかないでしょうw
全国5か所とかケチな事はやらない全国地域密着型だったんだよ、きっと。
で、佐賀で万人単位で集客できる数少ない候補が鳥栖スタジアム、と。
その1年前のファンタスティックラバーズの時がいきなりアルピノなの?w
アルピノの収容人数はたったの600人(血涙)
とは言っても調べてみたら、佐賀には1000人以上のライブ向け会場は無く、あってもコンサートホールでアイアンフリルのライブには不向きなんでしょう。(席を外しても傾斜のあるフロアはライブだと危険)
佐賀県内で平らなフロアでライブが出来て、という条件の箱の中では、やはりアルピノは有力候補の1つとなってもおかしくはありません。
ちなみに作中、フランシュシュのメインベースだったGEILSさんは350人。
そして限定600人だったとしても、長崎でも熊本でも福岡でもライブをやるという状況であれば、佐賀600人でもなんとかなったのではないかと推測します。
という事で、結論としては
2ndアルバムの頃のアイアンフリルが佐賀県内でライブをやるには、アルピノが十分に選択肢としてあった
と思います。
余談ですが…
2022年に開業予定のサガアリーナは8000人。
アリーナなのでフラットフロアとスタンド席。ライブも前提の構造のようですね。
サガアリーナのこけら落とし公演がフランシュシュだったら嬉しいなぁ。
以上、ほとんど妄想ですが、考察でしたw
もし佐賀県民の生情報で訂正などがあればもちろん受け付けます。