めっちゃ早口で言ってそうなブログ

アニメを語りたいおっさんが、誰にも頼まれないのに勝手に深掘りしている(気になる)ブログです。

第2話『ぶっ壊れかけのレディオ SAGA』を語る Bパート

Bパート アイキャッチ

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11:48

 佐賀県産レンコン。

 ガタリンピックなどでも分かるように、有明海側の佐賀平野は泥的な地質が多く、レンコンの栽培に適しています。(専門サイト調べたら重粘土質って言うらしいです)

 生産量は茨城県が圧倒的1位(全国の半分)を独走していますが、2~3位を徳島と佐賀が毎年争っている感じですね。

 レンコンは地質にものすごく影響される植物なので、全国どこでも採れるわけじゃないから「佐賀ならではの特産品」と言えるでしょう。

 あと実は地味にアイキャッチもバランスよく作られてますよね。

 メイン回であるサキはアイキャッチABに両方大きく出ていて、さくらとリリィはAだけに、他の4人はBのみに。

 第1話も巽がAでさくらがBでフランシュシュは後ろに小さく。

 

 

シーン4 館~回想

 フランシュシュ初の恋バナにちょいカスる話w

 それぞれの恋愛に関する思想が見えて面白いです。

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11:57

 純子だけが昭和ど真ん中の価値観で、それ以外の4人は割と普通に恋愛を考えていますね。

 もちろんサキも昭和生まれではあるのですが、没が平成なので一応感覚としては平成部類なのかな?まあ、今回は当事者なんで価値観とか関係ないですけど。

 たえちゃん?もう恋愛以前の問題ですw

 

 とは言え、ここをナウなヤングが見る可能性もあるので説明しておくと、平成とは言え1990年代はほぼほぼ昭和の価値観でしたよ。

 平成は前15年と後16年で別物だと思っておいてください。やはり2001年(平成13年)の9.11から2008年(平成20年)リーマンショックの間に日本人の価値観がガラリと変わったと感じました。

 そしてさくら、愛、リリィはその過渡期に亡くなっているので、比較的柔軟な個人的見解を持っています。

 まあ、リリィの場合は恋愛に対する認識がどの程度成熟しているのか不明ですが。それでもヒゲが生えたという事は思春期には差し掛かってるとは思いますけどね。

 とは言え現在もアイドルが個人的恋愛関係を公表出来てないのを見ると、恋愛観は変わっていてもアイドル観は変わっていないのかもしれませんが。

 そもそもアイドルと言う概念が昭和から変質しまくってるってのは別としてw

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12:38

 ヒロインがしていい顔じゃねぇwww

 若干ホラー系漫画の怖さがあります。

 そういや、さくらがアイアンフリル(水野愛)ガチ勢だという事を忘れてましたw

 ただ、この質問「愛ちゃんも好きな人がおったと?!」に対する答えが「いるわけ無いでしょ!」じゃなくて「言うわけないでしょ!」なのが「存在を肯定したわけでも否定したわけでも無い」感じで妄想が捗りますね!!w

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12:40

 そしてなぜ純子怒る?

 昔との倫理観に驚いている様子はずっと描写されてましたけど、このシーンは明らかに愛に対して怒ってますよね?w

 そして次のシーンのゆうぎりと言い、匂わせますなぁwww

 まあ、ここは考察サイトであって妄想サイトではないのでこれ以上の言及は我慢しますが…

 あと第1話で描かれてなかったゆうぎりの谷間線がこのシーンでははっきり描かれています。もしかして人間モードたと描かれないのかな?やっぱり肌色だと生々しすぎるから?…どうでもいいかw

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13:06

 ここのミキサーコンソールの右上、スペクトルメーターが動いています。

 もしこれが本当にホワイト竜の声だとしたら、なかなかの芸の細かさです。

春アニメ『TVアニメゾンビランドサガ リベンジ』白竜×田野アサミ インタビュー【連載02】 | アニメイトタイムズ

 Aパートの訂正記事でもご紹介したインタビュー内で、白竜さんが自分の声質のスペクトルについて話してるんですよね。なんか特徴的らしいです。

 その特徴的なものを表示してくれているのだとしたら、もうマニアックの度が過ぎますてw

 まあ、あえて言うなら、どうせなら正面のメーターの針も動いて欲しかったけど、どうでもいいかw

 

 ラジオから流れる「風の強い日は嫌いか?」については楽曲解析の方で詳しく話しますね。

 

 14:41からの「時が経てばお前は俺を忘れるだろう。」のくだりは良いですね。

 特攻ダンスの中間語りの原型が、実はサキが中学時代に聞いた深夜ラジオのパーソナリティの言葉ってのが、「繋がり」ってのを表していて深い。

 第1話でさくらが「乗り超えた時に誰にも負けない私たちが」って愛の言葉を使うのも同じです。

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14:59

 前期からの麗子とのつながりを上手く混ぜてきて、彼女たちが単なる使い捨てキャラじゃないのも愛があって良い。ほんと目つき悪くなかったらめっちゃ美人なんじゃないですかね。

 そして制服が違う事で説明しなくても中学は違ってたという事が分かります。

 それにしてもなんかこの絵好きなんだよなぁ。

 サキがめっちゃ嬉しそうだからかな?wまあ、右の男は死んだなw

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15:35

 これ、衝撃波とソニックブーム発生してますねw

 サキの自転車の周りを白いのが包んでいるのは、音速に近づくと発生する空気の膜で、通過後にドーンって音が出るのが音速突破時の破裂音。音の発生原理は雷と一緒です。

 音速は時速1225kmなので、佐賀の西の端から東の端(約90km)まででも4分くらいで到達できる速度ですw

 巽の家(唐津市歴史民俗資料館)からFM佐賀佐賀市本庄町)までの距離は道路沿いで50kmほどなので加速時間を入れても、まあ『熱いアンコールにお答えして』くらいの時間で着くでしょう。

 まあ、おっさん航空力学とか専門外なんで、興味がある人はちゃんと調べてみてね。

 本官さんが無事なのが不思議ですw

 

シーン5 エフエム佐賀

 ゾンサガは基本的には「佐賀」ではなく「サガ・SAGA」と表現することで、フィクション感を強めているんですけど、エフエム佐賀さんは完全に同名で登場しております。

 最初、なんで建物の外側看板は「サガ」で、スタジオ内のロゴは「佐賀」なんだ?指定ミスかな?と思って調べたら、本物の通りでしたw 

 こちらの佐賀経済新聞さんの記事の画像にスタジオの写真がありますが、スタジオの再現度が完璧ですねw

 https://saga.keizai.biz/headline/861/

 まあ、アニメ内企画の「ホワイト竜の佐賀がサガであるために」をゲリラ的に流したあげくに、本当にフランシュシュ2号が後を継ぐというネタをやってしまうあたり、ガチで協力してくれてるんだなぁ、と分かります。

 ちなみに私が以前予想した今後の展開である「ラジオ」は当たりましたが、まさかWebではなく、ガチの電波地元放送のみだとは思いませんでした…いやまあ、Radikoの有料会員になれば聞けるんですけど…

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15:54

 カレンダーが5月です。

 巽の「令和」「今からじゃーい!」とその日の夜、と考えればやはり5月1日にTVの収録をしたとするのが妥当でしょう。

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16:16

 ちなみにこちら、特にフューチャーされてるわけではないですが、エンドクレジットには載っている佐賀県の食品会社「サンポー食品株式会社」さんの焼豚ラーメンです。

 私も食べたことないですけど、パッケージだけはどっかで見たことあるんだよなぁ…。

 ちなみに普通にAmazonとかで買えるんですが、12個ケースですw…買うか。

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16:42

 一瞬だし動きがあるから初見で見逃しやすいけど、大木場さん鼻から麺出てます。

 ガチでむせて、あとでめっちゃ鼻の奥痛い上に喉がめっちゃ気持ち悪くなるやつです。

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17:46

 ここも面白いですね。局の3人は驚いてたり、ディレクターが全力でバツ。この場合は(受けちゃダメ)という意思表示でしょうw

 そして右で泣いているのはホワイト竜さんのマネージャーさんですね。これは感動と安堵の涙だと思います。

 もちろん長寿番組の仕事が無くなると言う単純に寂しさはマネージャーさんにもあるでしょうが、それ以上にホワイト竜さんが安心して去れる次世代を見つけられたというのが、長年連れ添った男として嬉しいのでしょう。

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17:04

 あと、第2期になって表現の幅が増えたのが、第1話で自前メイクと巽メイクの違いを見せたことによって、今後何かの行動を彼女たちが起こした時にそれが「隠れた行動」なのか「巽許可の下の行動」なのかが判断出来るという事です。

 恐らくこの設定の追加は、第2期の内容へのフラグとなるでしょう。

 やはりストーリーテラーとしては、彼女たちが完全に巽の管理下でしか動けないとなると、話の幅が広げにくい。

 だから「意外とゾンビィバレせん」という若干のリスク付きのお墨付きを第1話で設定する事によって、今後彼女たちの自由度を上げられました。

 

 んで、ここの全体シーンとしてはやはり30秒ある田野アサミさんの長台詞が見所ですね。彼女自身もインタビューでかなり魂込めてやったみたいに言ってますが、ほんとにそうです。

 ここがどれだけ本当に人の心を動かせそうな言葉になるかで、ライブにくる人たちの数の真実味が変わりますから。

 で、ここはちょっと個人的感想なんですけど、このシーンで田野さんが白竜さんの演技をグイグイ引っ張ってるように感じます。大御所役者を引っ張るだけの演技力。

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18:07

 サキはリーダーが好きだなぁw

 フランシュシュのリーダー決めの時も自分からなりたがっていたし。

 まあ、そりゃ大好きなホワイト竜さん直々に指名されたら、そら気分はゾクの総長代替わり儀式の気分でしょう。

 これ、地味に思ったのが、間違いなく来週から決まっていた後番組のパーソナリティさんはショックだろうなぁ、とw

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18:50

 衝撃シーン

 今回の個人的テーマのメインです。
 ここは「まだゾンサガが伝説を一つ作っちまったな…」と思ったシーンでした。

 いいかい?君ら、考えてみなさい。

 今までにアイドルもので、作品中に登場する男主人公以外の異性アイドル側から告白した作品があったかい?

 もしあったら炎上必死だろ。

 もしあったとして、フられたから炎上しないとか、めっちゃ年上だから炎上しないとかあると思う?

 もう自分以外の異性に好意を持った時点でアウトだろ?(と、私は世間から聞いております)

 それを炎上させずに成功させたゾンサガってすごくね?

 少なくともネット上でそこに触れる人はほとんどいない。

 第1期第8話「GoGoネバーランド」並みの快挙だと思いません?

 あんだけ人気のあった腹黒ロリが実は男でした、なんて普通は炎上する。

 それを炎上させないばかりか燃焼してさらに人気をパワーアップさせたゾンサガ。

 それと同じテクをこの話でやってるんですよね。

 1:パピィ並みの強烈なホワイト竜を登場させて、何をさせても意識がそっちに持っていかれる状況を作っておく。

 2:リリィの生前の親子愛を前面に出す感じで、サキの生前の麗子がらみの青春ストーリーをしっかりと描きつつ。

 3:実は男でしたという事実をさらりと混ぜておくと、意外とバレない。実は憧れってレベルじゃなくて本気で好きでした、と言わせても意外とすんなり流せてしまう。

 という設定・情報の濁流で視聴者を押し流す力技。

 世界よ、これがゾンサガだ。

 そして告白の瞬間にさくらの目が飛び出す(物理)というギャグサポート付き。いや、どうしたってそっちに意識行くだろうよw

 田中美海さんはリリィの第8話で自分のキャラが叩かれるんじゃないか?ってかなり怖かったみたいですが、田野アサミさんはどうだったんでしょうね?

 

シーン6 河川敷 ~ ライブ

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19:57

 そして個人的に大好物のモチーフである「有限なる者と無限なる者の関係」というシーン。

 老いて死ぬ男と死んで永遠となる少女。

 確かにもう大人にはなれんかもしれん。

 だが、サキ。お前はもう良い女だ。

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20:16

 あと、この演出初めて見た時に「おおっ?!」と思いませんでした?

 涙で景色が歪んで、それを腕で隠す的なもの自体は割とベタなんでしょうけど、なんか無性に斬新に感じて感心しちゃいました。

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20:36

 どうしよう…あんまり考察で「可愛い」って書きたくないんだよなぁ。

 だって「それあなたの感想ですよね?」じゃん?

 でも書く!

 ここのさくらは1フレームごとにかわいい
 ここは動画の担当さんが違う感じがしますね。

 アゴとかの描き方が前のシーンと違うんで。それとも細かく動かすために作画を簡略化したのかな。

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20:51

 そしてこの仕打ちである

 かわいいけど、かわいさにおもねる事もなく

 面白いけど、面白さに頼る事もなく

 精密だけど、設定に溺れる事もなく

 その瞬間、その瞬間のベストを探し続ける。これこそがゾンサガですw

 ちなみによく見るとさくらのどやんすボディが萎んでるんですが、おっぱいも萎んでますよね?

 さくらヶ丘の中身は水なの?フタコブラクダだったの?

 え?脂肪が無くなったの?ひょっとしてさっき流れてたのって脂肪でした?w

 死亡だけに(by純子)

 細かい事は気にしてはいけません。ゾンハラですよ!

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20:57

 最後にこうやってちゃんと様子を見に来てくれる連帯感と優しさがフランシュシュなんです。

 ここで、他のメンバーはちゃんと生きてる感メイクをしている所も、背景が感じられていいですね。

 それにつけても最後の最後の瞬間に「…カッ…」の息を入れた本渡さんのすごさw

 

 今回はどうしてもアングルの問題でこの席順にならざるを得なかったのは分かります。

 それにしても第2話ですごく気になったのが、今回ハイエースの描き方が異常に雑。外装も内装も全くダメ。平坦。そもそもこっちは塗り忘れですよね。

 10:30の社内のシーンではまだ車内がちゃんと設定どおりホワイトグレイでしたが。

 前期での車内の描き方はこちらをご覧ください。 

 

シーン7 GEILSライブ~ED

 例によって「風の強い日はきらいか?」自体の話は別ページで行います。 

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21:02

 今回の追加客層は60年代オヤジ。全員が同じようなファッションなのが面白いw

 でも実は純子との相性が一番いいのがこの客層なんじゃないかと思う。純子も生きていればこのくらいの歳だろうから。ただまあアイドルとロックンローラーは聞く音楽ジャンルが違いすぎて純子の事知らなさそうだなぁ。

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21:18

 すごく細かい事だけど、愛の鎖骨に反応してしまった。

 別に鎖骨出すの初めてじゃないけどなんかここだけ妙にセクシーに見えるのはなぜ?

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21:28

 このシーンではさくらだけ愛の方を見てるんだよね。見守ってる感がすごくいい。

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22:25

 そしてここが一番のゾンサガらしさだと思う部分。クレジットの仕方。

 設定と同じように、あくまでもホワイト竜さんの「風の強い日は嫌いか?」が元ネタであって、フランシュシュが歌っているのはそのカバーだという書き方。

 普通はこんな書き方しないから、本当にそういう曲が昔あったのかと最初錯覚してしまったぜw

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22:47

 そしてスタジオのシーンでちゃんとたえちゃんもいる。話せないのに。

 でもだからと言ってたえちゃんを絶対にハブらないのがフランシュシュ。マイクの置き方とヘッドフォンからすると、メインパーソナリティはサキでお供のさくら。ゲストがほかの5人って感じなのかな。 

 

次回予告

 サキです!

 サガへの熱い思い確かに受け継いだばい。

 インパクかますぞ!

 次回、ゾンビランドガリベンジ第3話

 『愛と青春のアコースティック SAGA』

 夜露死苦!!

 

 いや~次回も不穏な次回予告カットばかりで楽しみですw

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23:30

 これ見る限り、もしかして右側のMCは藤野真梨亜さんキャラ?八重歯あるんでだぶんそうだとは思うんですけどね。

 とまあ、以上で第2話の考察を読んでくださってありがとうございました。