第5話『リトルパラッポ SAGA』を語る Aパート
リリィ回であり、田中美海さん酷使回w
まずは下知識として「パラッポ」について少しお話を。
パラッポ自体は既成の単語じゃなくて、スキャットの発音の一部を抜粋したものです。
スキャット自体は歌唱法の一つで、意味のない単語で歌うもの全般を指します。
有名どころで言えば、1994年のスキャットマン・ジョンのスキャットマンとか、1969年の由紀さおりさんの夜明けのスキャットとか。
1番が全部ル~とかラ~だけで歌っているだけでもスキャット。
ほんと、意味のない単語ならなんでもありって事をまずは覚えておいてください。
別に早口自慢がスキャットではないよ、とw
ちなみにアカリがやってきたぞっは擬音・擬態音などで、外国人にはスキャットに聞こえるかもしれませんが、日本語が母国語の人が聞いたらほとんどニュアンスが分かってしまうので、スキャットには分類されないと思いますw
アバン
ついに迫ったアイアンフリルの前座公演。
ガッツリインパクトなステージを目指すフランシュシュに、アイアンフリルのリーダー詩織さんが愛ちゃんをびっくりヘッドハンティング。
ダメダメ、愛ちゃんは渡さないったら渡さない。
気合たっぷりバッチリパフォーマンスをキメた私たちに、しおりん今度はどっきりライバル宣言?!
OK!しっかり受けて立とう!
リベンジロード、みっちりどっぷりGOGOGO!
これ、後半あたりに何か元ネタ有りのセリフが混じってる気がするんだけど…気のせいかな?もしあったら教えてください。
そしてさりげなく「しおりん」と呼んでいるさくら。
しっかり受けて立とう!と言ってるところを見ると、どうやら今後もアイアンフリルとの対決はストーリーに残るようですね。
シーン1 地下室
すぃ~
ゆゆ式好きはゆずこのアレを思い出します。
久しぶりに最初から飛ばしてきましたねw
背景でソナー音が聞こえますが、深い事は気にしない。
どうせ大した意味はないのがゾンサガなのだ!
ここ。
なんとたえちゃんが「おはようございます」らしき発音をしているのだ!
自発的に声を発したり、反応的に声を漏らしたりするシーンはあったけど、相手に要求されてそれに返答するって初じゃない?
前期や第1話を踏襲して「予定を狂わされるとめっぽう弱い巽」という設定を使ってますね。
普段はこういうシーンで芸の細かさを見せるゾンサガですが、ここはあえて全員同時に首をかしげることで、ギャグっぽさを演出しています。
サキとたえちゃんは首を向けて巽の方を向いていますね。
巽の貴重な着席シーン。つまり一番左は男性専用席という事か!w
ここでたえちゃんが放心状態から反応するんですよね。
先ほどの挨拶に反応した部分もそうですが、確実にコミュニケーションの断片が成立し始めています。
ここのリリィのセリフは「フランシュシュもワンダフルアップ出来たらなって」です。フランシュシュという単語に反応したのでしょうか?
だとすれば、フランシュシュという単語の意味に自分が含まれているという自覚が出ているのかな?
毎話確実に成長しているたえちゃんならありえます。
黒板の絵の位置の低さが身長のリアリティを上手く出してます。こういう所も大事ですね。
なお画力は巽よりも圧倒的に上の様子w
リリィの頭部の☆は3~4個とシーンによって微妙に変動しますが、第2期に入って基本4つに固定されたみたい。
とは言ってもちょいちょい☆3つのシーンもありますがw
黒板の星を見ても4つありますが、線付き2つ、塗りつぶし1つ、線無し☆1つと全てが同じわけじゃないです。
頭部の星を見ても、小さいの2つ、ピンクが1つ、大きいの1つ、となってるので、リリィにとってはちゃんとそれぞれ意味があるんでしょうね。
元ネタはAmerica's Got Talentというアメリカで放送されているオーディションバラエティ番組で、審査員3名が全員〇を押せば認定というもの。
その他にも英国版やオーストラリア版とかあります。
すごく派手なNHKのど自慢みたいな感じ?w
それと違うのは、素人発掘番組ではなく普通にプロが参加するのでレベルがめちゃくちゃ高いってところですかね。
セットも審査員の3名の外見もだいたいパロディされてますw
てか、それ以上に気になるのが、ノートPC。
よくこういうキーボードの描き方されてるの見るんですけど、キーボードって種類少ないし、配置もほとんど決まってるから、そういうテクスチャを1つ作っておけばいいだけなのに、なんで正方形配列の絵にしちゃうんでしょうかね。
そこが気になって、このノート、巽のじゃね?勝手に使われてね?という部分が気にならなくなるレベルw
あと、リリィはWindowsXP~7あたりまで生きてたし、愛の操作も見てたと思うので、動画サイトから番組映すくらいまでなら問題なく出来そうです。
リリィ「い~まからじゃ~~~い!!」
くっそかわいい…(小並感
もうサキも展開読め始めて、外ロケ回の定番と化してるw
田中美海さんご本人もコメントされていましたが、やっぱり巽のセリフを横取りするのが楽しかったようですw
OP
シーン2 佐賀文化会館 控室
体は子ども、頭脳は大人が来たぞ!
やべぇ!死者が出るぞ!
と思ったら、もう先に死体しかいねぇ。安心だな!
まあ、たぶん皆さん同じ事思ったでしょうがw
やっぱり赤いネクタイの裏には色々仕込んであるんですかね。
ここ、ちゃんと鏡のキャラも動くのが丁寧だなぁ。
べつにここで鏡に映ってなくても問題ないのに。
その前の愛とゆうぎりもちゃんと映っていたりと、鏡の描写も全体的に丁寧に行われています。
すげーそれっぽいけど、実在しないペットボトル。
MIRIN
気を付けろ!それお茶じゃねぇ!w
いやまぁ、メーカー名がみりんだからといって、お茶がお茶じゃないって事はないかw
それにしても子役ってかなりの確率で性格悪い腹黒に描かれる事多いですけど、世間一般のイメージってそうなんでしょうかね?w
実際はたいてい腹黒いのは裏に操っている親で、子どもは純粋に勘違いして性格歪んでるだけだと思うんだけどね。
まあ、今回の描きたいポイントはリリィの天使っぷりだから、相手が外道なほど輝くからね。仕方ないね。
さくらにライトの裏側を聞かされた時のリリィの視線を逸らすのと沈黙は何を意味してるんでしょうか?
勝手な推測ですけど、リリィからしたら子役の世界じゃ普通の事で、そんな気にする程の事でもないんだけどな~って思ってたりするんでしょうか。
まあリリィ自身も公式認定でたまに口が悪いみたいな扱いされてますけど、性格が悪いとは別物だと思いますよ。
実際リリィが「ダッサ…」とか言ってる時は事実ですしw
むしろ他のフランシュシュの前で素直に口を出すのは好感で、他所や他人の前では隠すのはむしろ礼儀として当たり前なんじゃ?
円盤で直してほしい部分ですけど、ここの顔からさくらの方に向き直す時に完全に左目が宙を浮いている瞬間がありますw
あと、リリィの左奥にいるコートのおっさん。
初めて部屋に入った時から一歩も動かずにず~っと座ってるんですよ。
ここのシーンでもモブ含めて全員が動いているのに、彼だけ動いていない。
季節は7月前後に室内で帽子を深くかぶってコートをずっと着てる…?
右手には大きなバッグがあるけど、何も出していない…
あれれ~おかしいな~
全然おかしくありませんでしたwただのモブでしたw
これで実はカバンの穴からフランシュシュをずっと隠し撮りしてました、とかだったらもう何が何だかw
「エントリーNo.13 巽幸太郎さん!」
しまった!やられた!予想可能だったのに!!w
思わずフランシュシュと同じ反応しちゃったよw
ガタリンピックの時もそうですけど、巽って地元の一般人参加型のイベントって顔を出したいタイプなんでしょうかね。
つまり…
この時の表情はリリィに役目を取られた顔じゃなくて
こっそりエントリーしてたのに言うに言えない顔だったんじゃ~~~い!!
サキ「TV出したらあかんやろ…」
完全に放送事故。
この時のさくらの顔よ。
ここ、ちょっと面白いのが、前のシーンでは純子が両手に2本サイリウム持ってるんですけど、さくらが4本持ってます。
そして愛と純子が少し顔を赤らめています。
つまり周囲からの注目に恥ずかしくなった純子が振れないのをさくらが奪い取ったのか、純子が任せたのかは分かりませんが、さくらに任せたという事でしょうね。
しかし客側モードに入ったさくらの強メンタルはすごいなぁ。
シーン3 予選 落語VSお手玉
これは次回予告でも落語をやるのは分かってたのでそこまで驚きはしませんでしたが、演目が「子は鎹(かすがい)」なのに驚き。
細かい内容は省きますが、放蕩がたたって離婚された男が心を入れ替えたら子どもがきっかけで再婚するという人情噺(はなし)です。
細かい内容はこちらでごらんください。
落語 子は鎹(かすがい)のあらすじ | 落語あらすじ.com
子どもがそれやる?w
それをやれるのが天才子役のプロメンタルなんですよね。
これは子どもだからこそ出来る役割がある、とリリィが自覚しているからだと思います。
今回のテーマでもある部分に対して、リリィは最初から答えを持っていたのでしょう。
第1期第8話の内容であり、自分自身も知っている、永遠に子どもではいられない、という当然の宿命。それは苦しい事かもしれません。
でも、永遠の子どもでいられるリリィは、嬉しいと喜ぶと同時に、その使命を果たそうとしているのかも。
それは子どもにしかできない事を永遠にやり続けるという事。
もちろん本人も楽しくてやってるんですけどねw
ライトつながりかよw
いい顔してますね~w
失敗も最初から込みの計画で、子どもが頑張る姿に大人は感動するという事を知っての演出。
彼もまた「子どもならではの事をやる」という点ではリリィとそんなに変わってるわけではありません。
リリィだって、子どもの人情噺やるあたり、けっこうあざとい線を狙ってるわけですからw
予選の子役対決は引き分けと言ったところでしょう。
ちなみに次回予告ではお手玉に色が付いていたんですけど、本放送だと全て紫に統一されていましたね。
作業負荷的に全て色を付けると、どの玉がどの色かをしっかりトレースしないといけなくなるんで、面倒だったんでしょうねw
まあ、別に大切なシーンじゃないんで懸命な判断だと思います。
もうね、この段階で優劣は決まってますw
裏の顔を分かった上で笑顔で拍手を送れるリリィよ。
それにしても、西村マネージャーは彼の裏の顔を知った上で感動して涙を流せるあたり、彼もまたツワモノなのかもしれませんw
Aパート アイキャッチ
佐賀県武雄市にある
『森とリス遊園地 メルヘン村』だそうです。
まあ、遊園地です。
リリィにおいでよの手をされると…こう…変な気分になりそうで…危ない…
ちなみに純子と愛は柵の奥の方にいるのでちょっと見えにくいです。
ゆうぎりが一人でいるのが少し寂しそう…?
次はメインのBパートだぞ~!