第9話『佐賀事変 其ノ弐』を語る Aパート
はあ…そう来ますか…
まあ、ゾンサガって第1期の頃からず~~っと初見はその感想しか出ないんですけどねw
こちらの考察を見事に裏切ってくれる作品ですから。
まさかゆうぎりが斬首されて死ぬとは…(オイ
さて、それでは今週も楽しく考察と言う名の妄想をしていくよ!
アバン
冒頭から不穏な空気。
若者が人を集めて組織を作り、有能な人じゃなくて有力な人を入れてしまうと、結果的に組織が乗っ取られてしまう、というよくある構図。
特に理想に燃える喜一と復讐に燃えるおっさんとでは、その理想が違うんですよね…
その辺の温度差をゆうぎりは敏感に感じ取っていたのでしょう。
そして正次郎もそろそろその時期だな、ということを感じています。
OP
ある意味で救いのOP。
これが無かったら、本気でこのアニメがゾンビランドサガリベンジである事を忘れそうですw
今回EDも無かったしね。
シーン1 写真館
ゆうぎり「それとも写真に撮られたくない理由でもありんすか?」
伊東が表に姿を残したくない立場だという事をひっかけるゆうぎり。
密偵の人は存在が社会的に残っちゃダメなんで、当然その反応になるでしょう。
もうね、この時の伊東の笑顔も悪くないのが余計に哀しい。
だったらゆうぎりは残っていいの?って感じだけど、別に彼女は裏稼業の人ではないので問題はないでしょう。
そもそも花魁は当時から高名な職業で、女性の憧れな面もあったから堂々と胸を張って生きられたとも思います。
あと当時の写真はフィルムではないので、複製が出来ない一点物です。それが勝手に世に広まるって事はなりにくいかな。
ED後に徐福のバーにその写真がある事が判明しますけど、世界に1枚しかない写真がそこにあるんじゃ、さすがの大古場さんでも見つけることは出来ないでしょw
ちなみにこのシーン。個人的には意味が薄いから必要の無いシーンなんじゃないかな、と思ったりします。
確かにこの佐賀事変全体が内包する時代の哀しさを象徴するアイテムが生まれるシーンではあるんですけどね。
逆に言えば、視聴者に哀しさを与えるためだけのシーンな気がしてちょい鼻に付く。
シーン2 徐福宅
この声デスおじBの佐藤せつじさんかな?
もう完全におっさんたちが暴走してます。
しかしゆうぎりも徐福もその事に気付いたうえで、ある種の諦観にたどり着いています。
徐福「俺は佐賀。いや佐賀こそが俺。」
第8話でも同じことを言っていましたが、どうやら完全に額面通りに受けるのが正しいようです。
だからよ!そろそろ学習しようぜ?俺。
ゾンサガはいつだって嘘はつかない。
言ったとおりの事実なんだってさ。
という事で、たぶん徐福の不老不死の力の源が「佐賀の活力」なのだと思います。
もしかしたら、徐福の魔法力は佐賀の活性度に比例するんでしょうか。 佐賀限定元気玉的なw
第8話『佐賀事変 其ノ壱』を語る Bパート
私がノリで書いてたのが、まさか本当になるとはw
逆に言えば、現代の徐福(佐賀)は「老人だけどまあ店に立てる程度には元気」という状態なんでしょうね。
もし佐賀がゾンビランドサガで、いやZLSPで活性化したら徐福さんのどんどん若返っていく姿が見れるのでしょうか?w
そして気になるのが、なんで(どうやって)徐福は自分の生命力(魔力?)を佐賀に縛り付けたのか?
恐らく何らかの儀式でリンクさせたんでしょうけど、それをやろうとした原因の事件が何かあるはずです。
それによって徐福が救われたり救ったりの何らかの事件が。
まあ間違いなく言えることは
それ絶対第2期ではやらないよね?w
正直思ってたんですけど、思った以上に第2期でもこの世界観に関する謎に関して情報開示してこないんですよ。
まあ、実際フランシュシュの物語を見る上では必要ないっちゃ無いのでわざわざ出す必要もないんでしょうけど。
逆に言えば第3期の可能性を現時点では残してるんですよ。
じじいさぁ…それ吉原だったら何十両すると思ってんの?www
これ絶対ゆうぎり変なツボ突いて体を動かせなくしてるよね?w
今回のゆうぎりの正体を知ってからは、ゆうぎりの超人的身体能力はギャグ枠じゃなくて、裏打ちされた実力によるものだと考察するようになるから、色々彼女に対する見方が変わるなぁ。
ゆうぎり「毎日必ず、箱が空になるまでお飲みなんし。」
この段階でもうゆうぎりは事態のカウントダウンが分かってたってのが恐ろしい。
ちなみに6個×2列×3段なので36日。
もちろん最後の段をある程度飲めば下の手紙の存在には気づくと思うので、約1か月がタイムリミットだと気付いていた。
ゆうぎりの命日12月28日から逆算して、このシーンはだいたい11月後半くらいでしょう。
シーン3 橋の上
伊東「もういいんじゃないか?お前はよく頑張ったよ。けどこの先には破滅しかない。」
この期に及んでこの表情ですよ。
たぶんこれが彼の中での最後通告だったのかと。
ここで引けばお前だけは何とか見逃してやれるって。
ここの紙に水が染みる表現がリアリティあって好き。
けっこうそういう細かい部分がおざなりなアニメ多いですからね。
何を言われたんでしょうね?
恐らく「喜一とその関係者を全員殺せ」と言われたんでしょう。
結局この忍は声出なかったけど、それが逆に忍っぽくて良い。
シーン4 正次郎とゆうぎり
なんかさぁ…伊東正次郎ってずりぃキャラだよなぁw
いや、第9話前にTwitterで女性声優陣がみんな伊東推しって言ってたけど、第9話見て分かったわw
優しすぎんだよ。人斬りにしてはさ。
喜一の説得に失敗して、次はゆうぎりを説得しようとしてる。
人を斬るしか生きる方法を知らないと自分で言っておきながら、誰よりも斬らないで済む方法を必死になって探してるのもまた正次郎なんだよなぁ。
たぶん彼の役目的には喜一とゆうぎりを逃すのは依頼失敗になる。
彼のような使い捨ての駒に対して新政府側は生かしてはおかないでしょう。
そのくらいには当時の日本は歪だったし野蛮だった事を正次郎が一番知っていたかと。
だからこの時点で正次郎もまた自分の死を覚悟したんだと思います。
伊東「だから俺は…」
そこで切ったら腐女子が湧いちゃうでしょ?!w
…いや、言っても言わんでも湧くな(確信
別にこの瞬間ゆうぎりが(これは薄い本の気配!)と驚いたわけではない。
ここでようやく伊東の本質に気付いたんでしょうね。
ゆうぎりもまた、彼女なりに彼らを救おうと動き出しますが…
ちょっと彼らとは次元が違いすぎて困りますねw
はい。こちらのお三方は佐賀の排出した明治維新の英傑でございます。
もちろん佐賀八賢人に名を連ねております。
明治十五年には政治家としては第一線を退いてはいますが、未だ政治的な活動をしていて、永田町にも発言力があったかと。
明治期の日本の教育について尽力した人。この時にはバリバリ現役大臣とか歴任しまくってたかと。
この名前見た瞬間に(あ、これ考察の日比谷の旦那モデル、絶対違うわ)頭抱えましたw
ご本人がちゃんと存在してるの書かれちゃったらねぇ?w
ちなみにこの時は立憲改進党を作ったり、早稲田大学を作ったりと与党側ではなかったにしろ、めっちゃ精力的に活動してた時期です。
最初からゆうぎりが動いていれば、こんな哀しい話は起こらなかっただろうにw
とは思っても、ゆうぎりからすれば、何の縁もゆかりもない佐賀なんて僻地に対して何の思い入れも無い土地の地名なんて、ものすごくどうでも良かったでしょう。
喜一と正次郎という二人と知り合って、初めて何らかの思い入れが可能な土地になったわけで。
大丈夫?たえちゃん似の令嬢さんちょっと知能下がってません?w
明後日の方向向いてちょっと口開けて手をだらんとしてる。
これ、ちょっと気になるのが現代のたえちゃんが着てる服と同じなんですよね。
(今はほぼ無意味となったw)過去のたえちゃんの正体考察の理由の一つが、服が彼女だけ古臭すぎたってのがあったんですけど、この服は当時のものだったのかなぁ?
シーン5 雪の夜 討入り
こちらの解説。
権令(ごんれい)とは現在で言う県知事です。
長崎県知事が今月初旬、つまり12月頭に佐賀を訪問するって書いてあります。
つまり旧佐賀藩士たちは彼を討とうとしたんですね。
この時の長崎県知事は内海忠勝さん。
長州藩出身のバリバリ明治政府側の人間。佐賀の分割を考えた人でもあるので、旧佐賀藩士の怨敵なのは分かります。
ただねぇ、もう政治体制ががらりと変わって、県知事一人討ったところで何も変わらんのよねぇ。
だから旧佐賀藩士の行動は完全に私怨を晴らすための行為でしかない。
喜一も再三言っていた「別に戦争を起こしたいわけじゃなかと」が全く伝わってなかった。
でもね、彼らは武士。殺し合い以外に自分の筋を通す方法を知らんのですよ。
このシーンの正次郎の強キャラ感は異常。
しかも鍔無し刀って事は、打ち合いや鍔迫り合いするつもりがない強キャラ。
Aパート アイキャッチ
珠玉の一枚
これは徐福宅のモデルとなった場所からの庭の眺めかな?
神埼市にある九年庵からの眺めだそうです。
服装的に現代ですが、今も残るこの屋敷からみる景色を、ゆうぎりはどんな気持ちで観ているんでしょうか?
アイキャッチでここまで物語と作れるものかと感心します。
それではBパートにてお会いしましょう。