第1話『グッドモーニング リターン SAGA』を語る Aパート
さて、待望の2期考察なのですが、1期の考察は1期が全て放送終了後に全話を何度も何度も、それこそ頭おかしいレベルで見直した上で書いた考察なのでそれなりのクオリティにはなったのですが、今回は1週間ほどしか見込んでないのに書くので少々クオリティが下がったり考察が浅かったりする可能性がありますが、その辺はご容赦ください。
それでは2年強待ち続けた第2期第1話の考察を始めます。
なお文中のタイムレコードはCMカット配信サイトに準じます。
第1話『グッドモーニング リターン SAGA』
第1期第1話サブタイトルが「グッドモーニング」で第12話が「グッドモーニング アゲイン」と対比させて、第2期は「リターン」でスタート。単にアゲイン使っちゃったからリターンにしたのかもしれませんし、リベンジのRになぞらえて、同じR始まりであるリターンを採用したのかもしれません。
また、アゲインは「再び」に対してリターンは「帰る、戻る、回復する、復帰する」などの意味を持ちます。
第1期ではさくらから巽への「おはようございます」で始まり、再びさくらから視聴者への「おはようございます」で終わる。つまりスタート地点がさくらなのでアゲインで正しい。しかし第2期1話では巽からさくらへの「おはようございます」で巽が回復・復帰するのでリターンの方が正しいでしょう。その対比で言えば、第2期最終話は「グッドモーニング リターンアゲインSAGA」になるんでしょうか?w
さすがに安直すぎるので別の単語になるとは思いますがw本作の目的が佐賀の再生なのでリボーンかリジェネレーションあたりになるかもしれませんね。
そういえば第1話は前期第1話との対比も色々あるのでその辺も考えながら見てみましょう。
シーン1 小島食品工場株式会社
ひぐらしのなく頃にのひぐらしの声にも似た、不安しか感じないトンビの鳴き声からスタートw そう、第1話冒頭もトンビの声から始まったのです。
しかし今回はカブからスタート。靴とストッキングのデニールから愛だと分かりますね。これで愛が工場のトラックに轢かれたらそれはそれで大爆笑なのですが、さすがにそんな安直なネタはやりませんw
ナンバープレートの形から原付ver(スーパーカブ50)だと分かります。ナンバーは見えませんが、唐津市で登録されたものと分かります。でも唐津市オリジナルナンバープレートではありません↓
なぜかというと、唐津市がご当地ナンバープレートを始めたのが2019年6月からなので(市の広報調べ)、作中の日付ではまだ交付されていなかったからだと思われます。もしくは限定200枚で手に入らなかったとかあるのかな?
それ以上に気になるのが、愛の普通自動車免許もしくは原付免許を持っている事に対する疑惑w
水野愛の享年は16歳なので3月7日の誕生日以降であれば原付から普通二輪の免許の取得は可能です。
とは言え、もし忙しいアイアンフリルの合間をぬって免許を取っていたとしても、死者の免許が有効だとは思えません。というか普通に更新出来てないから失効してますw
という事は、まあ当たり前のように公文書偽造しまくりで取得。もしくは堂々と無免ライダーしてるという事でしょう。ただ現行法では死者を罰する事が出来ないと思うので、その辺は色々とグレーゾーンですけど……。
日付は4月23日7時31分となっています。
タイムカードの書き方から5日締めのカードだという事が分かりますが、すでに1日のところに打刻がしてあるという事は月末締め1日始まり扱いなんですかね?
着替えや準備の時間を考えると8時始業で昼1時間の4時半上がりの8時間フル勤務。
裏面の4月20日(土)は見えませんが、4月21日(日)が空白な事を考えると土日は休んでいるのでしょう。それはステージや練習のためなのか、単に工場が土日休みなのかは分かりませんが。
それとは別に4月4日(木)を休んでいるのでちゃんと労働基準法を遵守した労働時間だと思われます。いや、きっと小島食品工場は元ネタの小島食品工業さんと同じようにホワイト企業に違いないw
ちなみにカード製造会社の元ネタはAMANOですが、ここでは「MAMONO」となっていますwでも実はMを前にコピペしてOもコピーから上書きすればこうなるカンタン編集。いやまぁ、ここがんばるところじゃないけどw
社員ナンバー0307はどういう事なんでしょうかね?ここはあまり深く考えずに「01:正社員 02:派遣・パート 03:アルバイト」って感じで07が人数ってみる方が自然だと思います。
それにしても「巽 三子」という偽名の酷さ。この名前は誰が付けたんでしょうか?もう少しこう、愛のある偽名はなかったんですかね?w
ただこれは合理的とも思える点があって「さんこ」と「三号」は響きが同じですから、もし「さんこちゃん」と呼ばれても、そもそもユニット内通称である「三号ちゃん」と似ているから本人も気付きやすいんです。偽名がばれるのって、名前呼ばれて気付かないとか、反応が遅いとかからきやすいですからね。
こちらの3名のおばさんのうち、一人が方言指導とガタリンピックのお姉さんでもある藤野真梨亜さんが担当しております。個人的には「今日はよか天気ね~」と言ってる左の人ではないかと予想。
そして屋上の朝礼からの社歌。普通、大人気作品の第2期のタイトルをこんなチープなピアノで出す?この視聴者おいてけぼりの展開が(ああ、私は今ゾンビランドサガを観ているんだ)と感動さえしましたw
社歌については後日、楽曲考証の方でやると思いますw
考証したのでこちらをどうぞ↓
あと見落としがちですが、このシーンで機械の奥側にいるのが愛です。
個人的には気になるのですが円盤で修正して欲しいというほどでもないのが、愛が体でリズム取ってる動きが歌と合ってないのが気になります。一応歌のアイドルなんですから、テンポと一致させてあげて欲しいなぁ、と。
シーン2 屋敷~フランシュシュのあの日から
愛が返ってきたリビングの天気予報画面です。
これを見てふと心理描写をさりげなく天気予報で行っていたリリィ回を思い出しました。
あれ?地域の分け方が違うぞ? 1期が15地域に対して2期は13地域です。
はい。こうなると調べたくなるのが私の気持ち悪いところですねw
調べてみたところ、サガテレビでは7地域+周辺 NHK佐賀では6地域+周辺と言った感じで報道されているようです。
第1話の分け方(佐賀9地域)
サガテレビの分け方(佐賀7地域)
(伊万里・有田)・(武雄・嬉野)・(鹿島・大町・江北・白石・太良)・(唐津・玄海)・(多久・小城)・(佐賀・神崎・吉野ヶ里)・(鳥栖・基山・上峰・みやき)
NHK佐賀の分け方(佐賀6地域)
明らかにゾンサガの方が細かく分割しています。そして我々オタクにとって不吉でもなんでもない、切りのいい数字「13」。つまり1クールの数字なんです。最近は12話ばっかりだけど。
つまりこれはリベンジ1クールの内容を示唆しているのではないだろうか?
で内容は「晴れ3・曇り時々晴れ2・曇り3・雨時々曇り・2・雨3」です。
…うんまぁ、色々盛りだくさんだよ、程度に思っておく方が良いでしょうw
少し気になった部分。ゆうぎりの椅子が無いw
別角度から見るとさくらの右側にも1つ空の椅子があるのは分かります。
だからと言ってこの椅子がゆうぎりのだと並びが不自然すぎます。やはりさくらの正面がゆうぎりの席というのが普通じゃないですかね。
てか、館での食事シーンって初でしたよね。席順とかって決まってるんですかね?地下室のパイプ椅子は決まってるんですけど。
谷間は…犠牲になったのだ…
いやぁ、姉さんがこの格好したらものすごい線出るでしょ?!しかもこのシルエットですらかなり控えめに描かれたと言わざるをえない。
とは言え、これ以降のシーンも徹底的に線が描かれてないところを見ると、そういう作画指定されたとしか思えません。背中の線は描いても胸の線は描かない。
ちなみに11:55の姉さんが店の外に出て振り返るシーンで一瞬だけ描かれています。暇な人はよく見てみようね。
あと佐賀事変は3Dも手描きもしっかり線が描かれてますが、あれは地上波放送しないからセーフなのでしょう。という謎理論。
ゾンサガは健全なアニメであり、猥褻は一切ない。いいね? アッハイ。
このシーン、サキの後ろにたえちゃんがいるのが鏡越しに映っているんだけどカメラの位置からはたえちゃんの存在が映っていない唐突なホラー要素。なんでゾンサガにホラー要素があるんだ!(感覚麻痺)
ま、それはともかく、ここでようやく「前回のゾンビランドサガは」でおなじみの音楽とさくらの語りが始まりますね。個人的には2期も同じ音楽でやってくれて一向にかまいません。その方が第13話目感あって嬉しいからです。もちろん第2話から新しいのに変わってもいいですけど。
(以下、さくらのセリフより)
私たちフランシュシュは、平成最後の冬、アルピノで500人規模のライブを成功させた後、びっくりするほど知名度がぐぐーんと上がり、初めて出したCDの売り上げもぎゅいーんと伸びて、がば嬉しか事にイベント会場がいっぱいになる日も増えたんです。
そしてその1か月後…(巽のセリフ)
そして語りを元に地獄の時系列考察が始まります……が!
たぶんこれだけで物凄い文章量になるし、シナリオカレンダーの方にも影響するないようになるので、後日上げます。
問題は「その」1か月後がCD発売日計算なのか、アルピノ成功なのかですね。
巽のセリフで駅前不動産スタジアムでライブをやると言った時の愛の表情に注目。
この時、全員が訝しんでいる表情なのですが、愛だけ明確に怒っているんですよね。
この可能性は2つあります。
1つ目は巽のデリカシーの無さに。
アイアンフリルとしての愛が落雷で死亡した会場が駅前不動産スタジアム(旧鳥栖スタジアム)なんですよね。もしそうだとしたら、いくら愛がトラウマを乗り越えたとは言え、さすがにデリカシーが無さすぎると思う。
2つ目は巽の身の程知らずに。
トラウマは乗り越えたから、純粋に無謀さに怒りが。なんせ彼女はアイアンフリルとしてあのライブをやるまでにどのくらいの知名度で、どのくらいの努力と期間を費やして立ったかを身をもって知ってるわけです。そうなると、今のフランシュシュじゃ無理だというのはすぐに分かりますもんね。
まあ、愛の性格的には後者だとは思うんですが。
控えめに片目を開けてすぐ戻す純子。こういう日常感のある描写いいですよね。
そして普段見ない髪型がかわいいと同時に、おでこが意外と広い事に驚き。
まあ、私には到底かなわんがな!(血涙)
シーン3 徐福庵~さくらの説得~
ここのシーンでさくらが「髪伸びすぎなんですってば!」というセリフがありますが、フランシュシュって髪伸びるんですかね?
死体だから伸びない可能性は大ですが、もし伸びるとしたらやはり巽が切ってるのでしょう。洗うという行為が含まれる以上、美容院には行けませんし。
あと巽が髪が伸びる=代謝が存在するという事で一抹の可能性を考えていた「巽自身もゾンビィ説」がかなり薄くなった気がします。
それにしてもこのシーン、昭和の夫婦モノかってくらいに泣けます。ダメ旦那を信じて内職で支える妻的な。まあ妻が6人いるんですが。ちくしょう。
酒飲んで自暴自棄になる巽を責めずに体の心配をして、さらに借金が返せそうと明るい話題を振るさくら。あんた天使か?
ただ、話の内容的にどうやら借金返済のためのバイトはフランシュシュが自主的に始めたようで、巽の関与は一切無さそう。つまりFES爆死後からバイトを探して働いたという事は、まあ1か月目って事でそれで思ったよりもたくさん働けたって事なのでしょう。
そうなると彼女たちの偽装身分証明書などは第1期から巽が準備していたと考えるべきでしょうね。
さくら「私たちが初めて立ったステージです」
まあ、物理的には立ったかもしれないけど、残りの4人は記憶無いよね?w
残りの4人は後でこういう事があったと聞いてはいるんでしょうか。ただGEILS自体では定期的にライブやってたっぽいので慣れてはいるんでしょう。
それともこの「私たち」って言うのは「さくらと巽」というニュアンスなんでしょうか?やだ、尊い。
後の方でも「巽がいないとフランシュシュはダメだ」って感じが強いので、彼をメンバーの一人としてカウントしているのかも。
鏡交換して無いんかい!w
単純に何百万もする鏡を直すほどの金が無いという部分もありますが、EFS前だったらありそうなものですw
とは言え、ここは心情描写的なニュアンスが強いですね。ヒビの入ったフランシュシュの関係と不安な彼女たちの心情を表したものと考えるべきなので、彼女達が調子よくなれば何事もなかったように直っててもおかしくありません。
ここでもスケジュール考察に大切な「あの状態で1か月はやべーよな」というサキのセリフがありますね。
スタッフ、純子をどうしたいの?w
まあオープニングで伝統工芸である尾崎人形の筆入れの仕事してる描写をすることで「純子は手先が器用なんだよ?いいね?」という伏線は貼ってるんですがね。
あと趣味が釣りとピアノですけど、正直釣りもピアノも手先の器用さとはあんまり関係ない気もするんですよねぇ。そりゃ器用な方が上達が早いかもしれませんけど。
カセットテープかよ!懐かしいなぁオイ!w
なんか割と巽ってアナログ人間っぽい描写のされかたしますよね。
PCもあるけどHPのセンスが手打ちHTMLっぽかったり。あと作曲でギターやピアノを使ってるけどDAWをやってる描写は無かったり。(Digital Audio Workstation)
そうなるとCD作成はやはりプロのスタジオでやってるんでしょうか?第2期ではぜひフランシュシュのレコーディング姿を見てみたいものです。
もしさくらと同級生ならば2021年は30歳前後だからけっこうデジタル派そうなんだけどなぁ~。
そしてようやくAパートが終了。
え?あの嵐のシーンは考察しないのかって?
たぶんあれ、大した意味無いと思いますよ?w
何を言ってるかなんて分かりませんし。単にノリで作ったイメージ絵の回収しなきゃ、くらいで描いてる可能性だってありますからw
さて、このアイキャッチも微妙に第1期第1話と対比させてるんですね。
第1期はAパートが古伊万里浪漫でBパートが佐賀の位置と形でした。
第2期ではAで佐賀の形、Bで古伊万里浪漫です。
それにしても、この黒塗りのハイエースのフロントが少し凹んでたら笑ったんですけどねw純子ふっ飛ばした後修理してへんのかーい!ってw
まあ、そんな感じで考察終了です。
急いでBパートも書くぞ~。