第4話『純情エレクトリック SAGA』を語る Bパート
ライブメインのBパートを見ていきましょう。
Bパート アイキャッチ
樹齢3000年以上で内部は空洞化しており、中には稲荷が祀られていたり、奈良時代に行基が訪れたりと非常に歴史の古い巨木だそうです。
アングルは3~4話にちなんで愛と純子のアップと、遠くに5人。
一瞬たえちゃんがどこにいるか分かりませんが、サキの前、幹のところにいます。
珍しくたえちゃんが目立つ行動をとっていないのが、この樹に対して何か感じるところがあるのかな?と勘繰らせますね。
シーン6 ライブ前
はい、こちらもしっかり固定ファンが描かれていますね。
右側の袖ちぎった無駄にワイルドなおっさんも気になりますが、手前左の子。
これ、第1話の乱闘シーンで一瞬登場した女の子ですね。
黒いパーカーにオレンジのボディバッグ、髪の毛の跳ね方からして確実でしょう。
どうやらこの子も今後重要になってくる可能性が高そうです。
とは言っても、すごく重要なモブがいっぱいいるゾンサガですので、なんとも言えませんがw
マクロスの花束の少女的なキャラかもしれませんしw
ここでたえちゃんがファイティングポーズで歩いて行きます。
これも珍しい行動です。
ファイティングポーズって訓練しないととらないポーズというか、本能むき出しのたえちゃんが取るかな?ってポーズです。だからそれなりに知能がある状態な感じなんですよね。ゾンビィ知能らしからぬというかw
そしておもむろに隣の車にドラミングw
これは空き缶ドラムの影響で金属見ると叩きたくなるとみるべきか、恐らくアイアンフリルのマイクロバスなので、それに対してものすごい敵愾心を持っているのか。
どちらにしろこれ以上借金増やすような器物損壊はやめてさしあげろw
覚悟を決めた純子を、同じく覚悟を決めた仲間たちが迎える図が尊い。
そして自分の左手を一本たえちゃんにくれてやる事で抑えたさくらの自己犠牲よ。
これ、けっこうガチ噛みしてません?w
楽屋裏のセンター同士の鞘当てはまあ、置いといてw
大量生産モブを外注に出すのはまあ、仕方ないですよね。
少ないパターンを上手く並べてさも大量の人がいるように見せるのはズルじゃなくてテクです。
最近は色々なアイドルアニメで、暗いステージでサイリウムの動きでたくさん観客がいるように見せるライブラリも充実してきましたよね。
でもまあ奥の方、明らかにステージよりも後ろの席に座ってらっしゃる3階席のお客様は、とても複雑な気持ちで座っているに違いないw
え、これで同じ値段?みたいなw
でも私はそこからステージの裏が見えるのであれば喜んで座りますがw
円盤で修正されますかね。
この中央にいる子が例の子?
パーカーは黒っぽいし、ボディバッグは見えないけど髪の跳ね方が似てる気がします。
1回目は目を閉じていたし、2回目は後ろ姿。今回初めて目を開けてるのを見るので確証はないですが。
ドラミちゃんズの後ろに古参幼女先輩とそのお母さんもちゃんといらっしゃいます。
シーン7 ライブ
そしてライブが始まりますが、曲自体は後日別ページで。
曲以外のシーンを少し。
やはり再度ここのシーンが映るのはそうなんでしょうね。
ボディバッグの女の子が驚いた表情になっています。
それにしても第2期になってから確実に全員のCGレベルが上がって、より違和感を感じにくくなりましたよね。
トゥーンシェーダーが進化したのか、エフェクトの馴染ませ方が進化したのかは分かりませんが
手描き近影純子と最接近CG純子
がかなり近い感じで表現できてますね。
色味やエフェクトは違いますが、像としては一瞬分からないくらい。
すごく細かいけど、この時にPCのHDDアクセスランプが着いて消えるのがリアリティあっていいな~。
動画タイトルに1983年と書かれています。
純子の死亡は同年12月9日ですし、他の出演者の服が割と冬服っぽいので、ほんとに事故直前の映像でしょうね。
これがヒットしてようやくこれからアイドル活動本格化って時に死んだわけですから、それは本人も悔いが残るでしょう。
そう考えると、やはり下積み期間を除けば、売れているアイドルの期間は圧倒的に愛の方が長かったと思われます。
しかし恐らく愛はアイドルを「売れている期間」じゃなく「アイドルであろうとした期間」全てに価値があると思っていそうなので、下積み時代の長かったであろう純子を同じように評価しているのかもしれません。
あと、細かい部分ですが、ギターのネックはそんなに長くありませんw
普通の2倍くらいフレットがありますねw
そして激昂サバイブが終わった後。
ここからのシーンの作画クオリティはヤベェ。愛と純子がこれ以上無いくらいにかわいく描かれています。
まあ、そりゃ一番重要なシーンだから当然と言えば当然ですがw
あと愛が純子に誘われて走り出したシーン。
巽がなんかおかしい…(たいていおかしい)
前のカットで巽が膝から崩れ落ちているのに、このシーンでは立っているように見えるくらいに位置が高い。しかも手の位置と顔の位置とかいろいろおかしい。
これだけ自信満々の表情で手を差し伸べる純子は初めてですね。
私が勝手に妄想するに、2期の純子の性格設定って河瀬さんの声に引っ張られて変わった部分が少なからずあるように思えます。
引っ張られる愛がかわいい。
でもね、おじさんの心は汚れきってしまったんだ…
このシーンで一番気になるのは、最前列の連中が見れた光景なんだ…
きっと、すごくステキな光景が広がっていたはずなんだ…
ほんと、この一連の浮遊中のスローモーションは素晴らしい。
愛「バカ…無理…!」
純子「ですよね…」
なんかこのやりとりがすごく奇麗に感じます。
純子ってどこか一歩引いた性格で、冷静に見ている部分がありますが、この瞬間だけは愛の事しか考えずに身を乗り出してしまっているのがたまりません。
なお、割とガチでこのステージ上からの転落事故で亡くなった方や重傷を負われたケースも少なくないので
ゾンビィでない方は真似しないでください。
はい、この配置いただきました!
こんな配置のイラストは結構見かけますけど、
これを連想するのは私だけでしょうか?w
お互いにうずくまって膝を頭側に寄せる構図。
もちろんたまたまな可能性も大いにあるんだけど、なにせ第2話で
これをやったスタッフが知らないとは思えないんだけどなぁw
しかも全くのコピーじゃなくて、ちゃんと構図とかはオリジナルでやるあたりが。
基本的に比喩を直喩にしてしまうのがゾンサガw
それにしてもエレキの壊れ方が妙にリアルなんですけど、なにか参考動画があったんですかね?
まあ、それこそデスメタル系のライブ動画とか見ればネタには困らなさそうですけどw
ここでたえちゃんもちゃんと来てるのがすごいですね。
演奏終了時点ではたえちゃんはドラムの所にいるわけですから、落ちた二人を心配して駆け寄ってくる四人には絶対に間に合いません。
という事は、たえちゃん自身も二人が落ちたことを認識して、自発的に駆け寄ってきたということでしょう。
つまりけっこう周囲を認知して自発的意思で動けるようになっているんじゃないでしょうか。
そして何よりこの瞬間。
全員が光り出した時に、たえちゃんだけが首を曲げて舞台下手(しもて)の方を見るんですよ。
この意味はなんでしょう?
アイアンフリルの二人が場所は左側にカーテンがあって、右側にセットの板っぽいものがありますよね。
そしてフランシュシュがハケたのは舞台上手(かみて)。
右側にセット板、左側にカーテン。
この配置が逆と言う事は、アイアンフリルの二人がフランシュシュのステージを見ていたのは舞台下手という事。
つまりあの瞬間たえちゃんは舞台下手のアイアンフリルの二人を見た可能性があります。
なぜでしょう?
もちろん分かりません。
もしかしたら、たえちゃんなりの敵愾心を持ってアイアンフリルに「これがフランシュシュなんだよ!見とけよ!」と思っていたのかもしれませんね。
ちなみに下手にいた詩織たちがなんで上手にいるのか?の理由は分かりませんが
フランシュシュがハケてきた後に二人が奥から歩いてきたところを見ると、下手で見ていて歌が終わった後に上手まで歩いてきたと考えるのが普通じゃないでしょうか?
まあ、次のステージを控えている人がわざわざ入りの方向の逆で待機するかどうかは謎としてw
もしくは本来下手入りだったのに、愛に対して一言言いたいがためにわざわざ回ってきたのでしょうか?
ここのシーンで初めてたえちゃんが疲労らしき様子を見せて、ゆうぎりに支えられて戻ってきています。
人外の身体能力と体力を誇るたえちゃんが、このような状況になるのは初めてではないでしょうか?
まあ、自分たちでやったセルフエレクトリカルパレードに酔った可能性もありますがw
そしてここでもボクシングの真似をしています。
ハイエースから降りてきた時もボクシングのポーズしてましたし、ここでも。
とある超A級スナイパーもおっしゃっております。
「二度の偶然はない」と。
これは何らかの明確な演出意図があるとみるべきでしょう。
ドラミングから実際のドラム演奏に発展した今回に、ボクシングを入れ込むという事は、
1:リズム感ぶっちぎり説
2:反射神経・動体視力ぶっちぎり説
あたりを意識した演出なのでしょうか?
ダンスに関してはフランシュシュで一番な愛に対して、単純に身体能力では一番なたえちゃん、というキャラの立て方かもしれません。
まあ直喩大好きゾンサガなんで、たえちゃん回が単なるボクシングパロディの可能性も捨てきれないのが怖いですがw
少し時間が前後しますが…
この純子にさっき取れた右腕を引っ張られて外れそうになるのを押さえて引き寄せられる愛の描写がすんげーいい!
これは愛も詩織も気にしないで、自分の意思をしっかりと出そうとする純子の強引さを上手く表していますね。
もともと周りを見つつも押しに弱かった純子が、やっと自分の気持ちを隠さずに出せるようになったわけです。
もっとも、前期の屋根裏立てこもり事件の時のように、頑固な性格が無いわけではないので、それを変に抑え込まないで素直に出せるようになっただけですがw
純子「絶対に渡しません!」
完全に歌の時の声になってますw
もちろん芯の強さを出す演技ですが、純子の魅力は普段の時の声のかわいさと、歌った時の声のギャップですから、あんまりこの声質を多用して欲しくはないなぁ。
そして愛も直接返事をしないで表情で返事するのが良いですね。
「私もこっちの方がいいわ」「これが私たちの総意よ」などの色々なニュアンスを表情のみで表している感じ。
そして最後のこの表情も素晴らしい。
残念ながらせっかくのアイアンフリルのステージはカットされてしまいましたが、この表情だけでやっぱりアイアンフリルは格が違うという事をフランシュシュ自身が感じている描写。
主人公であるフランシュシュが成功していく姿が見たいアニメではありますが、日本最強のアイドルグループアイアンフリルが噛ませ犬になったらさすがに安直すぎます。
確かにフランシュシュはすごいパフォーマンスはしたけど、それでもある程度の偶然性に依存している部分があります。
それに対して緻密な計算と努力を積み重ねてきたアイアンフリルがそう簡単に負けるわけがありません。
それは唯一驚いていない表情の愛が一番感じているからこその顔ですね。
シーン8 ライブを終えて~応接間
もう純子が木工ボンドでギター直そうが、直らなかったからと怒られて1から暖炉にあった枕木を削って新しくギターを作ろうが驚きませんw
それよりも驚くのがこっちでしょう。
たえちゃんがパズルやってます。
これ、かなり知能が発達している証拠です。
先ほど触れたボクシングもそうですけど、ボクシングって動物としての本能を抑え込んだ先にある動きなんで、人間らしい知性の結晶の動きなんですよね。
どうやらスタッフは第2期の間にたえちゃん完全体を出すつもりかもしれません。もしかしたら喉だけ戻らなくて言葉だけはしゃべらないかもですけど。
次回予告
愛です。
フランシュシュのポテンシャルは無限大!
どんどん新しい事にチャレンジしなくちゃ!
「リトルパラッポ SAGA」
お楽しみに!
うわぁ…マジかよ…それやっちゃう?w
リリィ回はどうやらスキャットに挑戦するようです。
というか、漫才もやるの?!
田中美海さんの活舌やいかに!
Bパートはライブばっかりで書く事少ないな~とか舐めてたらいつも通りの文量になってましたw
次回も楽しみですね!