おっさん 『紺野純子』を語る
公式プロフィールより(画像は公式HPより引用)
紺野 純子(CV.河瀬 茉希)
誕生日 1964年(昭和39年)9月2日
没年月日 1983年(昭和58年)12月9日(仏滅)
年齢享年 19歳 血液型 A
身長155cm 体重40kg スリーサイズ80:55:84(B)
趣味 釣り、ヨガ、ピアノ
好きな食べ物 豆類、和食
嫌いな食べ物 トマト、レバー
好きな色 白
(確か初期HPでは享年21歳になってましたね)
昭和の偶像
人気No.1キャラの紺野純子。
まあ、その理由も分かります。分かりやすく「かわいい」キャラですからね。私だって可愛いと思いますからw
真面目な性格(少し頑固)で色白で少し薄幸の美少女。うん。人気が出ないはずがない。しかも歌声がかっこいい。
純愛コンビで人気が出てますが、個人的には純子の対になるのはサキだと思ってます。歌うとカッコイイけどかわいい純子と、歌うとカワイイのに普段はカッコいいサキ。
公式設定で趣味釣りというのは第10話の山籠もりシーンで反映されていますね。
(↑なぜかノースリーブ)
でも4話で温泉に入りたがっていた純子が趣味に温泉と書いてないのが少し疑問。
まあ4話の純子はかわいいのでもうそれで許す。
さて純子の性格的な話ですが、やはり責任感の強さとプロ意識の高さが中核でしょう。
昭和生まれのおっさんとしてはやはり一番親近感が湧くキャラでもあるのです。
おっさんのアイドル論
平成のアイドル論に関しては水野愛の方↓で語っていますが、
今回は昭和アイドル論について少し早口で語ります。
個人的に アイドルの定義は「なりたい自分の理想像」でなければいけないと思います。
アイドルとは日本語訳で「偶像」です。実際中国ではアイドルを普通に偶像と表記します。では偶像とは何か?「崇拝する対象」という表現が一般的でしょう。
昭和アイドルと現在アイドルとの決定的な違いは「同性に憧れられるか否か?」だと思います。
昭和アイドルはもちろん男性ファンもいたのは事実ですが、同性の女性ファンもかなり多かったのです。
代表的な人はやはり伝説のアイドル松田聖子さんでしょう。ファッション、髪型などがブームになり、彼女のようになりたいと願う女性がいて、それを模倣する。
そして彼女は今なお理想の歳の重ね方をして、当時憧れた女性がずっと憧れられる存在であり続けていると思います。
同性にとっての理想形であることが偶像の存在意義であり、その偶像に男性も副次的に魅かれるのが正しい形だと思います。
そういう観点で見た場合、アイドルの末期は誰だったのか?と考えた時に、浜崎あゆみさんがそれに該当するのではなかったのかと思います。彼女は歌だけでなく、ファッション文化においても、当時の女性の流行になりましたからね。(その前は安室奈美恵さんかな?)
あと時代的には少し前になりますが、アイアンフリルのモチーフとなったモーニング娘。も確実にアイドルだった部分があります。特にミニモニ。なんかは当時の小さな女の子たちの憧れの対象でしたね。
それでは現在の三文字系のアイドルはどうかと言うと、まあ女性ファンもゼロではないのですが、圧倒的に少ない。少なくとも周囲の子供で大きくなったら三文字に入りたいだの、〇〇みたいになりたいだのという言葉を聞いたことがない。
男たちから触りたいという欲望の対象になっている時点で、アイドルではありません。それはセックスシンボルです。ジャンルとしてはマリリン・モンローさんの部類です。
そりゃお金払って肩組んで写真撮って握手して……なんて行為、純子が見たら卒倒しますよ。
そう言えば、第3話14:00~「ならばお前らはなぜアイドルだった?」という巽の問いかけに対して二人はまだ答えていないんですよね。2期でそこに関しても彼女たち自分自身の言葉で語って欲しいものです。
湯豆腐もとい、アツクナレ!は二人の問題の解決ソングとして存在していますが、あれは巽が作詞をしたものである以上、彼女たち自身の答えとして扱うのは違うと思いますので。
それでも時代は流れる
でも、この理論だと紺野純子もキャラの造形としては失敗してるんですよね(汗
明らかに男性人気の一番が純子で、女性人気の一番はサキなのです。ライブシーンの客の声を聴いてやっぱりそうだな、と感じました。サキの登場シーンの歓声のトーンが明らかに違いましたからw
とは言え、現在は2019年。平成すら終わろうとするこの時代に、もし本当に昭和アイドルとしての造形を全うしたとすれば、それはそれで企画的には失敗しそうなので仕方のない部分がありますね。
そもそも女性が持つ理想像が1980年代と約40年後の現在で同じようなはずがないですから。
ただ、昭和アイドルとしての矜持が彼女の胸の中にあるのならば、ライブ・2期を通して女性ファンを増やす事で成し遂げて欲しい、と勝手に願っている昭和のおっさんなのでしたw(ライブの河瀬茉希さんはめちゃくちゃかっこよかったですけどね!)
ちなみに個人スペックとしてやはり純子は高い。
一応設定としてはダンスがちょっと苦手、という事にはなっていますが、そもそも昭和のアイドルのダンスと、現在のジャズダンス・ヒップホップ系のダンスでは要求されるレベルが全く違うので、正直、ついてこれているだけで彼女の才能の高さがうかがえます。
あと3話で車から飛び出してそこから一気に場に馴染めたり、7話で部屋に引きこもっていたにも関わらず、愛のサポートに飛び出して対応するあたり、やはりプロ意識と実力がトップクラスなのだと思いますね。
非業の死
昭和・飛行機事故、と言えば日本航空123便墜落事故 - Wikipediaを思い出すのが昭和の人間。
偉大なる歌手、坂本九さんを失ったこの事故は純子の事故と重なる部分があります。
6話Bパートで本人は「まいっちゃいますよね」と自嘲していたが、あのトラブル発生から墜落の瞬間までの彼女の様子をアニメでは描写していない。と言うよりも、あまりの凄惨さに描写していいものではないと思います。
まあ、あのシーンで「まいっちんぐですよね」と言って欲しかった気もする昭和人間なのですが、さすがに不謹慎かなとw
初登場時から一際異彩を放っていた全身ツギハギの彼女の体。
当初、バラバラ殺人事件系かな?と予想をしたのですが、よく考えればパーツの色が違う。という事は、あの肉体のパーツはそもそも彼女のものではなく、その辺に散らばっていた肉片を集めて一人前にしただけのような気がします。実際、上記の事故の際も身元確認がそもそも不可能なレベルの破損だったそうですし……。
あと第4話Bパート入りのアイキャッチ
バルーンフェスティバルで純子がBIKUBIKUしてたのも、飛行物に乗るのが彼女のトラウマになっていたとしたら、設定反映が見事すぎて私がビクンビクンしちゃうw
でもそうなると、もし今後フランシュシュが全国制覇のために県外に移動する事があって、飛行機移動の必要性が出た時に一波乱ありそうですな……。
声について
河瀬茉希さんはハマり役だと思います。彼女の歌声なくしてフランシュシュは完成しないほどに。
ド新人の河瀬茉希さんなので、当然最近まで名前は知らなかったのですが、実は私、こっそりひそねとまそたんが気に入ってたので、そこで彼女の名前は一応認識はしてたのです。ただ星野絵瑠に関してはそこまでの評価はしてませんがw
一応設定上はフランシュシュで一番歌唱力が高いのは紺野純子という事になっていますが、実際はそうでもありません。
いえいえ、河瀬さんが下手なんじゃないですよ?!メンバーに化物級が多いだけなんです(汗
それに河瀬さんも純子と同じように尋常でない努力をして、ものすごい成長を遂げています。
CDや本編を聴いて(ん~声質は良いけど、声量弱いな~)と感じてました。
で、サイゲフェスのイベントステージの時に(あ~やっぱそうか)とは思ったんです。でもご本人も言っていた通り、初ステージなので、それを考えれば大したものです。初めて人前に出てあれだけのパフォーマンスが出来ればすごいんですよ。それが2018年12月15日でした。
そして2019年3月17日までの3か月間。
彼女がどれだけの努力・研鑽を積み重ねてきたのかを、私ごときが推測する事すらおこがましいのですが……。
ステージには昭和のアイドルが実在してました
「耐えきれないの~!」の姿。純子に見えて涙腺が緩みました。
プロに努力を誉めるのは失礼に当たるので言いません。だから結果の感想だけを言います。
河瀬茉希さん凄かったです!(小並感)
実を言うと凄すぎて記憶が曖昧なのですw
なんと言うか、河瀬さんがいるように思えなくて、私の脳が単に純子がいるとしか認識しなかった気がします。後のトークのシーンでは河瀬さんが話してるな、と正常に戻ったのですがw
こうなると、次の佐賀凱旋ライブが気になって仕方ねぇ!!行くしかないっしょ!!
以上、紺野純子についてでした。
もし他にも何か思いついたら加筆修正するかもしれません。