おっさん 『一度は尽きたこの命 なんの因果か蘇り 歌い踊るが運命なら 親友への想いを胸に秘め 貫くまでよ 己のSAGA』を語る Bパート
Bパートに入る前に考察を一つ追加します。
鹿島踊りから考える第9話の時期
やはり隙あらば登場、日付警察w
Aパートの鹿島踊りのシーンで書いておけば良かったのに、書き忘れてここで慌てて書いてます。
もはや関係者からあのおっさんウゼェと嫌われないか心配なレベル。
で、アニメ上での第9話は第8話8月14日の後に放送されていますので、9~10月くらいの話だと思われます。
サキがベランダで一人で物思いにふけっているシーンでの虫の音が、私には秋の虫っぽく聞こえたのです。
ただ矛盾というわけではないのですが、2018年の鹿島踊りは8月3~4日に行われていたんです。
で、練習してるわけですから、当然本番よりも前の日付。という事はAパート冒頭の鹿島踊り練習は7月でしょうね。7月20日サガロック以降と考えるのが妥当かと。
28日は第8話に登場したチェキ会があるので、7月21日(土)~27日(金)のどこかで鹿島踊りの練習会に参加したと予想。
だとすると、第8話と第9話はある程度並行して進んでいた回という事になります。
もちろんアニメは時系列順にやらなければならない、なんてルールはどこにもありませんから、演出としてリリィに関するイベントだけを集めて第8話を構成して、サキに関わるイベントを第9話に構成したとしても、何もおかしい事はありません。
そして公園でサキと万梨阿が初めて会ったのが7月としても、
↑その次の河川敷シーンで怒羅美3人が話してて殺女に囲まれた日が、必ずしも会った日だとは限りません。
もっと後日の9~10月くらいでしょう。
佐賀県の紅葉の季節は11月からなので、第9話全体を通して背景が紅葉している様子が無い事も、9~10月説を裏付ける証拠になると思います。
かなりざっくりとした日付考証なのが残念でなりませんがw一応これをシナリオカレンダーの方に反映させておきます。
ただ、この考察がひっくり返される可能性がある一言があります。
「いや、10月にもう来年の鹿島踊りの練習始めてるだけだからw」
こう言われたら、アッ、はい!と答えるしかありません。
実際お祭り好きな地域だとマジであり得るからなぁ……。
それでは本編に戻りましょうw
第9話 Bパート アイキャッチ
魚ロッケの里とミンチ天
リリィが持っている「魚ロッケ(ぎょろっけ)の里」は唐津市にあるふじ川蒲鉾本店が昭和初期から発売しているロングセラー商品だそうです。
ミンチ天とは魚ロッケと同じような商品ですが、佐賀市にある馬群蒲鉾株式会社が発売している「馬郡のミンチ天」という商品です。
どちらも佐賀を中心に人気のある定番商品で、甲乙つけがたいのがアイキャッチ画像のリリィとサキの様子で分かりますねw
シーン4 サキの回想 死のチキンレース
美沙ちゃん字綺麗すぎぃ!!w
これ、確実に段持ってるレベルの上手さですよね…。
しかもちゃんと零を漢字で書いてるあたり、族っぽさが出ててw
ちなみに怒羅美は八代目で殺女は十代目。
族としての組織は殺女の方がしっかりしてそうなので、そちらの方がずっと続いてるとみるべきでしょう。
97年に初代がいて21年後に十代目という事は2年ちょい。
という事は、2年総長やった人もいれば、3年総長やった人もいるんでしょうね。
それに対して万梨阿は八代目。
これは七代目で怒羅美が終わっている可能性も考えられます。
どう見ても左川、右山は同学年で、先輩後輩とは思えません。
復活させようと友達に声かけて二人しか付き合ってくれなかったのでしょうw
もしかしたら、何年か前に七代目で終わっていた怒羅美を万梨阿が復活させたのかもしれません。
サキのたまごっちが大切にしまってあるとなりにバイクのキー。キーが小さいとか気にしないw
サキとの思い出と共に封印してある左側に対して、右側が今の麗子なのです。
パスポート・年金手帳・銀行通帳、普通の生活をしているのが見えますね。
パスポートは麗子のものか、旦那のものかは分かりませんが、もしかしたら新婚旅行とかで行ったりしたのでしょうか。
恐らく万梨阿が荒れてからは家族で海外旅行とかしなくなったのかもしれませんね。
だとすれば麗子のパスポートは下の方にある可能性が高いので、旦那のパスポートかもしれませんw
はっきり言って、20年間放置されたバイクなんて絶対にエンジンかかりませんし、タイヤだってパンクしてます。
という事は麗子は隠しておきながら暇な時にメンテナンスはしていたのでしょうか?
きっとサキとの思い出に浸りながら。
もう、視覚的インパクトすごすぎwww
こちらが初代総長ですが、頭にED絵にもある唐津駅前の鶴の像を彷彿させる謎の物体が。
髪だとは認めたくないけど、たぶん髪なんだろうなぁ…もう怪鳥シレーヌレベルw
で、こちらも鶴なんですけど、東鶴との関連性はあるんでしょうか?
クレジットでは殺女初代総長としか書いてないんですよねぇ。
08:21で美沙が「初代からの因縁、私らで終わらせちゃろうやんか」とは言ってますが、その言葉に自分の母親が含まれてるとは断定しにくいかなぁ。
もしこちらも親子関係だとすると、世代を超えた対決になるんですが。
そして親世代も子世代もサキが身を挺して止めた事になる。そう思うと感慨深いものがあります。
シーン5 鏡山抗争事件
美沙に臆面もなく頭を下げる麗子。
それに憤慨する美沙ですが、彼女にはまだ謝れる強さというのは理解できないんでしょうなぁ。
守るべき者のために自分を張れる。そういう意味では麗子もサキも同じ強さを持っていると思います。
本当にただ単にサキは運が悪かっただけなのかもしれません。専門用語で言う「不幸(ハードラック)と踊る(ダンス)」ってやつですw
全編通してそうなんですけど、CV:古賀葵さんの佐賀弁の演技はすごいですよね。さすが佐賀出身だけあって、ヤンキー演技でもまったく違和感を感じないです。
やっぱり方言演技ってその地元じゃなくても違和感を感じる時は感じるものですけど、第9話は違和感がなさすぎて方言だということを忘れてたレベル。
この一日特攻隊長には笑いましたね。
確かにアイドルでどこぞの一日所長とかやってるのありますもんねw
なるほどアイドル活動だ!
サキ「誰だ、それ…?」
もうかっこよすぎw
そしてその後の笑顔。嬉しかったんだろうなぁ…。
ちなみに麗子気付けよ!と思うかもしれませんがどうなんでしょう?
もし、20年前に別れた親友が容姿も声も完全に当時のまま突然目の前に現れて、果たして本人だと断定できますかね?
私はちょっと自信ないですw
美沙「覚悟はよかか?」
サキ「そやんこと、とっくに出来とるさ。」
ええ、21年前から出来てたでしょう。
サキは必要とあらば何度だって同じことを繰り返せるだけの覚悟が出来ていた。
それが背中預けた友のためであるならば。
この時のサキは何を思っていたのか気になりますね。
単純に勝つためならば加速する必要はありません。だってチキンレースはブレーキを先にかけた方が負けなんですから。
きっと加速する事によって、美沙の心をへし折って、結果的に彼女を守ろうとしたのかもしれません。
もし誤って美沙が死のうものなら、また怒羅美と殺女の間に軋轢が生まれて、禍根が残ってしまうでしょう。
だからこそ、相手を殺さずに完膚なきまでに負けを自覚させようとしたのだと思います。(キン肉マンの美学って言って通じるかなぁw)
はい、どちらもブレーキ痕がありません。
死んでなかったら死んでたぞこれ。
あの当時も最初からブレーキかける気なんか1ミリもなかったようです。
ちなみにこの瞬間の「夜露死苦~~!!」は田野さんが当日提案してこのセリフに変えてもらったそうです。さすが田野アサミさん、というかもう二階堂サキw
昔も同じように飛んだんだろうなぁ…。
そして当時も今も、サキ本人は死ぬ気0だと思います。
当時はたまたま死んだだけ、くらいのノリなんでしょう。
そして生還。
今までずっと「?!」だったものが、ここだけ「!!」になってます。
これは何が起こった?!という疑問形が無くなって、単純に驚愕でもあり、疑問ではなく確実、つまりサキが絶対に戻ってくると言う確信の表現でもあると思っています。
サキ「やべー単車おシャカにしちまった。ごめんな、色々迷惑かけちまって。」
あまり演出に文句を言わない私ですが、ここだけは言いたい!
ここはサキに言いきらせる前に殴るべきだったと思います。
迷惑かけ…くらいのタイミングで!
このシーンは胸が熱くなりました。
麗子が21年越しに言えたセリフです。
あの時は怒る事も殴る事もできなかった。
死ななかったからこそ言えたセリフ。いやまぁ、死んでるけどw
あの日からずっと続く麗子の後悔と無念を少しだけ晴らせた瞬間でもあります。
だからこそ、殴られたサキも少し嬉しそうなんでしょう。
サキ「やっぱ分からんなぁ…結局だ?普通って…」
普通になりたいと願う友のために命を張った。
その普通ってのが何かは分からないけど、きっと麗子が言うんだから大切なもんなんだろう。そのために命を捨てた。
そして結局今回も普通の定義は分からなかったけど、友がきっと手に入れたであろう普通の結晶(万梨阿)を守るために飛んだ。もう投げる命は無かったけど。
(本編ではカットされた)分かり合えた仲間になら力になるぜという特攻Danceの歌詞通りなんですよね。
よく聞く陳腐な「死んでも約束を守る」みたいな大げさな表現を、大げさでもなんでもなく当然のように文字通りの真実にしてみせたのが二階堂サキという女なのです。
たぶんサキからしてみれば、それこそ普通の事なのかもしれません。
しかしどこか狂気じみた部分を感じずにはいられません。
完敗を悟って友情が芽生えた瞬間。これが勝つという事。
倒したら遺恨が残る。勝てば残らない。そのためには圧倒的な力で勝たないといけないんです。
ちなみに後ろの殺女のメンツがお行儀良くなってるのがかわいいw
ほんと、ちゃんと統率のとれたグループです。
ちゃんと追ってきたのにあえて口を出さなかった巽。やはりこの男は出来る!
そして大団円のハッピーエンドへ。
シーン6 ED 特攻DANCE
いやぁ、書こうと思ったけどもういいやw
だってみんなさんざんリピートしたでしょ?w
歌はおっさん 『フランシュシュの歌』を語る その5←こっちで語ったし。
絵はもうひたすらサキがかっこよくて、フランシュシュみんなかわいいし、愛ちゃんぴょんぴょんしてるし。
ちなみに純子以外はみんな笑顔なんですよね。
ゆうぎりさんはもう何にも分かってないと思うけど、純子にとっては(不良の歌なんですからワルっぽくしないと…)とか思っていたらカワイイw
他の3人にとっては、氣〇團のヤンクロックだと思って楽しんでいるのでしょう。
でもあえてここで言いたい!
アルピノライブの時は「拳で語れや」の所ではサイリウム振らないで拳を突き出して止めて欲しい!
これが行けなかったおっさんからの唯一のお願いです…(血涙)
最後のシーン。
これが田野さんとフランシュシュがあの日、ステージから見た景色のまんまなんだと思うと、それだけで胸が熱くなるなぁ…。
次回予告
ゆうぎりどす。
熱い友情、グッと来るでありんすな。
わっちも激しい純愛に生きたいでありんす。
次回ゾンビランドサガ 第10話
『No Zombie No Idole SAGA』
見るでありんす。
実はこの「激しい〇〇に」の部分が良く聞こえません。
本当は何て言ってるか分かる人、教えてくださいw
という訳で、第9話終了です。
まあ、あまり深く考えずに楽しめる回なんですけど、今までのゾンサガと傾向が違い過ぎて戸惑った人も多かったんじゃないでしょうか?
実際私も初見時にちょっと抵抗感あったのですが、何度も見直すとどんどん味が出てくるスルメ回だったと思います。