おっさん 『DEAD or LIVE SAGA』を語る Aパート
ゾンビランドサガという作品の方向性がようやく決定する第3話。
ある意味、3話にしてようやく本編が始まったとも言えるけど、前の2話は絶対に必要だったかなw
本当は第2話終了段階では(毎話、違うジャンルの音楽でやってくのかなぁ)という期待もあったのですが、そんな事は無かったぜ!
でもフランシュシュの楽曲はけっこうジャンル幅広いので半分正解?w
それでは地味だけど大切な第3話。見ていきましょう。
第3話 『DEAD or LIVE SAGA』
アバン
前回のゾンビランドサガは
ゾンビとして蘇った女の子たち。
みんなの意識も戻って、ついにアイドル活動開始!
のはずだったんだけど、そんな事急に言われて出来る人もゾンビもいないよね。
気持ちはバラバラだし、ゾンビがバレた時の怖さも分かってくれないし、みんなさくらを困らせるの。
でもそのおかげから、私はイベントでブチ切れラップを炸裂させる事が出来たのです。
こうして私はアイドルへの第一歩を踏みだ……せるわけないじゃん!!
壮大なノリツッコミをするあたり、さくらウザアバン伝説が見え始めてますねw
まだ唐津弁抑え気味。
いつも通りの地下室始まり。
↑2話と比べて一同の顔がだいぶちゃんと巽の方を見るようになってますねw
今回の巽の被害者はリリィ。
ちゃんとフォローに入るサキちゃん、マジかっけぇ。
純子とさくらが下がり眉で、愛とサキが上がり眉。この辺も性格出ますねぇ。純子なんか2話で巽に「おはようございます!」って詰め寄られて目尻に涙浮かべちゃうような子です。
このウザい拍手シーン。まったく大切なシーンでもなんでもないのに、全員の顔の動きがものすごく丁寧に描かれてて逆に面白いw(乳くらべとか言うな)
あと、褒められてサムズアップで答えるさくらの「や~」の言い方が好き。その後、大理不尽が彼女を襲う訳ですがw
このシーン、巽の体に隠れてるのがもったいないくらいに3人の動きはしっかり描かれてます。
今回の動画担当さんの特徴は、引き絵ではハイライト無し。寄り絵だとハイライトうるうるですね。おそらく仕様通りだと思いますが。
ちなみにゲリラライブのスペル。正しくはGuerrillaですが、語源はスペイン語なので注意。というか、完全に和製英語。英語ならSurprise Concertです。
02:22 ゆうぎり「あ~、辻斬りみたいなもんでありんすね」
いや、なんでそこで大道芸じゃなくて辻斬りが出てくるw
京都だって大道芸人はいっぱい居たでしょうにw
いくら明治維新時期とは言え、大道芸人よりも辻斬りの方が多かったなんて事は絶対に無いです。
「はいボッチ!!」「ぼ…ぼっち…?」
ここの純子の言い方、絶妙で好き。
ぼっちと言われた事にショックを受けるわけではなく、ぼっちって何のことか分からない感じ。
80年代も群れる人は多かったけど、そこまで一人ぼっちを悪のように揶揄する風潮は無かった気がします。べべべべべ別におっさんがボッチだったわけちゃうぞ!!
あと、ちょっとみんな目が死に過ぎw(まあ死んでるんですけどねby純子)
03:08 巽「ゲリラライブは明日の朝、唐津駅前で行う」
はい、時系列警察の登場ですw
16日(月)鯱の門ふれあいコンサート
17日(火)アバン地下室
18日(水)唐津駅前ゲリラライブ
ふむ、問題ないようですね。(何様だ)
OP
シーン1 スタジオ~リーダー決定~フランシュシュ誕生
ユニット名会議ですね。
作画警察だっ!!逃げろ!!w
はい、鏡に映った純子の手の色が違います。純子は右手が薄くて左手が濃い。
(たった2秒の止め絵くらい見逃したれやwww)
いや、ホントはもっと細かく何か所も見つけてるのですけど、さすがにただの性格悪いおっさんになるのはイヤなので今後は極力黙っておきますw
3話は特に鏡作画が多い回で、すごく大変なのを頑張っているので、それだけでもものすごい事なのです。一度鏡の方だけを見て流してみるのも面白いと思いますよ。思わぬ細かい所でちゃんと動かしてたりしますからw
リーダー誕生の瞬間である。
初めて見た時は(お~お~、バカヤンキーがリーダーって言葉に魅かれて勝手にほざいとるわwww)と思ってました。
すみません。サキ様がリーダーでした。
というかもう、サキ以外にリーダーは務まらないほどに適任でした。(中の人含む)
まさかそんな展開になるとは、誰も予想してなかったと思うなぁ……。
水野愛の野獣の眼光。
第2話でもそうだけど、初期の愛がなぜさくらだけを執拗に敵対視してるのかが良くわかりません。
まあ、第2話ではまともにアイドルやろうとしてるのがさくらだけなので、愛がさくらを睨んでいたんだと思ってましたけど、第3話では愛と純子以外はみんな乗り気でやってるのに、さくら以外には睨んでないんですよね。
(アイドルなんてそんな簡単なもんじゃないわよ……)と思っているのか、なんとなく無自覚にセンター的な役割に立っているさくらにイラついているのか?
この辺だけは最後まで見てもいまいち腑に落ちない部分ではありましたね。何か良さげな解釈をしている人がいれば教えてくださいな。
これの解釈に関しては↓こちらで語ってる部分なのでここでは省略しますね。
お わ か り い た だ け た だ ろ う か?レベルの怪現象。
これ完全に「後ろから生えてる」よねw
でもここはギャグパートとしての部分だし、なんせ相手は伝説の山田たえ。百戦錬磨の伝説のヤンキーの背中をとるなど余裕なのです!
つまり、深く考えんな!って事ですw
それよりも、珍しく愛が女子っぽいリアクションをしている貴重なシーンだと思うのは私だけ?w
あと個人的予想として08:31から原画さんが変わってると思う。
たえちゃんがくしゃみをしてインクを吐きだした時に「いやぁ!さっきのインク!」って言ってるリリィの顔だけ笑ってるのが、逆に事態の深刻さを全く分かってない小学生っぽくて良いですねw
まあ、ゾンビィですから、もう有機溶剤吸おうが飲もうが関係ないんですが。それでもくしゃみは出るんだなぁ。
リリィの言葉づかい~天才子役は腹黒なのか?
もちろん過去↓に腹黒否定説をしっかりと唱えているのですが、ちょっとした補足?
第3話が一番リリィ低音ボイスが聞けるわけです。
さくらが「じゃ、リーダーはサキちゃんで」と言った後に「じゃグループ名も決めちゃお」と続くから、別にサキの立候補に文句を付けるわけではないんだよね。
そしてたえちゃんのくしゃみから思いついたグループ名をそのまま採用しています。
つまりリリィにリーダーになりたい野心があるわけでも、自分の思い通りのグループ名を付けたい願望があった訳でもないのです。
だから腹に一物あったわけではなく、小学生らしく純粋にアイドルグループ活動みたいな事をしてみたくてワクワクしてたと理解するのが妥当なんじゃないでしょうか。
ま、腹のもうちょっと下の方にイチモツあったという予想外の展開でしたがね!!
では、低音リリィがまさお面の露出だとするのはどうでしょうか?(暗黒面みたいに言うな)
これも私は違うと思います。
リアルタイム放送時では当然判断は出来ませんが、もしそれが事実だとすれば、第8話の過去の回想で、パピィとの家の中での会話でまさお面が出てないとおかしいでしょう。
TV曲や外ならいざしらず、自分をもっとも知っているパピィと一緒にいる時のリリィが一番自然体なはず。ですがその時の喋り方も完全にリリィの喋り方でした。
だからここは『低音リリィも星川リリィの一つの側面』と捉えて愛でてあげるのが正しいのではないかな?
シーン2 夜の公園~伝説の理不尽ビンタ
↑頼れる仲間はみんな目が死んでる~♪
(目以外も死んでますけどねby純子)
基本、ロングショットだとハイライトが消える指定っぽいのですが、その辺がゾンビらしさを出していますねぇ。
さて、ここは一見ストーリーに重要なシリアスシーンの様に見せておいて、その実、シーン丸々無くても全然困らない、完全にギャグシーン。
ゆうぎり理不尽ビンタ、三段活用の一段目のためだけに用意されたシーン。
だって、練習グダって→諦めムード→主人公が「やっぱり頑張ろうよ」。これ、別にスタジオ内でもできたじゃん?w
しかしそこはMAPPA。ハイレベルギャグシーンなのです。
先ほどの鏡表現に続き、今度は回転表現です。割とアニメーターが嫌がる面倒な表現として回転があります。
もちろんプロのアニメーターさんたちからすれば「いや、そんなん描けねぇ奴はプロ失格だろ」と思うかもしれませんが、技術の低い新人には任せられないシーンだと思いますよ。
そして360度背景を回す。
これも地味に製作面倒なのです。なんせものすごく長い背景を描かないといけないわけですからねぇ。
あまり話題になりにくい第3話ですが、玄人好みの職人技でレベルの高さを感じさせる憎い演出w
そしてアイキャンフライからの理不尽ビンタ。
ほんと、この流れ考えた脚本の人は天才だと思うw
しかもBGM止めて、何事も無かったようにもう一度始めるパターンは卑怯だろwww
初めて見た時腹筋つるほど笑ったわw
そしてなにより本渡さんの「えぇ……」が最高にリアルすぎて笑った。本気で状況がつかめない困惑の声。いやぁ、ほんと上手いです。
そして失意にうなだれて帰ってくるさくら。それでもオー!でちゃんと手を挙げるあたり、本当にいい子すぎて泣ける。
どうでもいいけど、全員右手上げてるのにたえちゃんだけ左手上げてるけど、左利きなのかしら?
なぜかこのシーンだけホワイトボートが「フランシュシュ」と描かれる前の状態。でも円盤で直ってたの確認済み。
……いえいえ、決して粗探しをしてるわけではございませんよ?!w
ゾンサガだって、背景の修正は全体通して結構多いのです。
シーン3 徹夜練習
12:53から原画さんが変わります。やっぱりダンスシーンはある程度実力のある人担当。
振付は本番同様なので3Dモーションからの描き起こしでしょうかね。
サキ「さくら、今はやる気のある奴だけでやるしかねぇ。」
マジリーダー。一番フランシュシュの全体を見れているのは実はサキだと思う。
ゆうぎりも見えてるんだけど外から見てる感じ。サキは最前線にいながら後ろを見てる感じ。つまり根っからの特攻隊長気質なんでしょうなぁ。
サキのポリシー的に、根性の無い奴が一番嫌いなはず。だから一番できるのに、一番やる気のない愛にはイラつくはずでしょう。
それでも何も言わなかったのは、一緒に着いて行った純子に任せたのか、それとも本人の問題だから待つしかないと諦めたのか……?
巽「それならば、なぜお前らはアイドルだった?」
個人的にはこれってすごく大切な問いだと思うんです。アイドルとは何か?という定義の問題ではなく、定義されたアイドルの必要条件への問い。
残念ながら本編中では彼女たちの口からの答えは出ていません。2期のどこかで彼女たちの口からそれぞれの答えを聞きたいものです。
というか、この後の巽の「お前らはいつまで腐ったままでいるつもりだ?」というジョークのせいで、シーン全体の印象がギャグっぽくなっちゃってるのが問題だろw
第3話 Aパート アイキャッチ
ブラックモンブランとミルクック
残念ながらどちらも食べたことありません。冷凍品なので入手もし辛い。
でも近所のどこかのスーパーで見たことがあるという噂は聞いたので、運が良ければ手に入る日も来るのかしら?
ちなみにその噂の人はブラックモンブランは食べたことあるそうです。
うらやましい……。
実は第3話はAパートだけで14:26と、ちょい長めなので書くのが大変でしたw
という訳でBパートに続きます。