めっちゃ早口で言ってそうなブログ

アニメを語りたいおっさんが、誰にも頼まれないのに勝手に深掘りしている(気になる)ブログです。

おっさん 『フランシュシュの歌』を語る その1

 え?次は巽じゃないの?と思ったみなさん、申し訳ない!

 実はちょっと前から音楽面について語りたくて仕方なくて、禁断症状のたえちゃん状態だったのですw

 私がゾンビランドサガにハマった要因の一つとして、歌が好き過ぎたという点もかなり大きいのです。今でも暇さえあればずっと垂れ流してますw

 というわけで、今回は音楽面から見たゾンサガ・フランシュシュの考察・感想を語ってみたいと思います。

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(画像は佐賀新聞社HPより引用 m(_ _)m)

 

徹底した統一感を持つ圧倒的な楽曲群

 まずゾンサガの歌の何がすごいって

 ハズレ曲が1曲も無いという事。

 普通だとキャラソンとか含めてたくさん歌を出すアニメって、だいたい1曲くらい自分的には全く引っかからない曲とかあったりするじゃないですか?

 それが全くない。ものの見事に全部ツボった。

 

 曲を聴きこんでいくにつれて分かってきた事をご紹介しますぞ。

 まず

 フランシュシュの歌は徹底した応援歌

 という事。

 辛い人…苦しい人…落ち込んでいる人…

 そんな人たちに

「頑張ろうよ!諦めないで前に進もうよ!私たちだって頑張ってるんだからさ!」

 と語りかける応援歌ばかりなのです。(字面だけ見るとただの松岡修造さんだなw)

 そして「私たち、生きたい!」 という作品のテーマが浸透しており

 何をもって生きるとするのか?

 心臓が動いていれば生きてるのか?

 呼吸してれば生きてるのか?

 それ、活きてる、って言わないぜ?

 というメッセージが、どの歌詞にも入っているのですよ。

 しかもそれを死体たちに説教くらうんですよ?

 これ以上の説得力がどこにありますかw

 

 余談ですが、ゾンサガの海外紹介の翻訳で「私たち、生きたい!」のキャッチフレーズを「We want to Live!」と翻訳されてて感心しました。

 ゾンビアニメとしてもアイドルアニメとしても成立する、日本語版とは別のダブルミーニングですね。

 

 で。 私ね、常々思ってたんです。

 アイドルが愛だの恋だの歌うのってどうなのかしら?と。

 ちまたの噂では、恋愛禁止令だの、ファンとのスキャンダルで炎上だの、推しに裏切られただの。

 いやいやいやw全力で恋愛ソングを歌ってる連中が恋愛しないワケないでしょw

 「自分ぜんぜん恋愛経験ないけど、恋愛ソング歌います!」って人の歌を聴いてて楽しいですか?

 「アタシ恋愛ってよく分かんない♡」ってアイドルの、気持ちのキの字も入ってない歌声に共感できますか?

 気持ち込めて歌うんだったら、とーぜん恋愛経験してるでしょ。

 もしアイドルが恋愛して炎上するってなら、そもそも恋愛ソング歌ってる事を「そんなふしだらな歌はやめろ!」って批判しなさいな。

 偶像たる者、崇拝してくれる人たちに希望や元気を与える歌じゃなきゃダメなんじゃね?と思ってました。

 それをフランシュシュはやってくれたのです!

 もうそれだけで個人的拍手喝采

 

 もちろん単純に否定する気は全くありません。

 なぜなら徹底された統一感のもう一つの側面が

 新・旧アイアンフリルだからです。

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   ↑おっさん初めてのスクショクオリティorz

 どちらもOP・EDのカップリングですけど、2曲とも見事に恋愛ソング。

 アイアンフリルは既存のアイドルのオマージュになっているので、歌う内容もちゃんと恋愛ソングなのですよ。

 このコンセプト対比が素晴らしいと思いました。

 でもFANTASTIC LOVERSゼリーフィッシュもめっちゃ良い曲だから困るw

 

 そして最後は

 多くの曲で英語歌詞をほぼ使っていない

 という事。

 もちろん単語レベルでは、外来語をカタカナで書いたり英語で書いたりはしてるんですよ?(例:RETURNER

 でもワンフレーズとか2小節まるまる中学生レベルの英語みたいなのは、ほぼ無いんですよね。(無いとは言ってない)

 昔からJ-POPを聴いていて思ってたんですけど、それ本当に英語で言わなきゃダメだったの?って歌詞がすごく気になるんです。

 ちなみに洋楽などでワンフレーズだけ日本語が入っている歌が超レア曲ですがあります。

 でも実際聞くとものすご~~く、こっ恥ずかしい気持ちになるんですよw

 きっと英語が第一言語の人たちがJ-POP聞くと、同じような気持ちになるんだろうなぁ、と思ったり……。

 これ、個人的に何となく思ってたんですけど、2010年以降、だんだん歌詞に英文入れる比率が減ってきたと思ってます。

 で、これもすげぇなぁ、と思ったんですけど、2008年である旧アイアンフリルのFANTASTIC LOVERSは「Just fall in Love」って文章入ってます。

 まあそもそもタイトルが英語ですがw

 でも2018年である新アイアンフリルのゼリーフィッシュは英文ゼロなんです。

 タイトルすらカタカナですし!

 いやまぁ「くらげ」ってアイドルソングはさすがにイヤですけどねw

 もし、これをちゃんと意識して創り分けてしているとしたら、ゾンサガスタッフや作詞の唐沢美帆さんパネェ!!と驚愕します。

 

 あ~概要だけで結構な文字数になっちゃったw

 よし、各曲の解説は次回にします!お楽しみに!