おっさん 『フランシュシュの歌』を語る その3
前回、OPだけで終わっちゃったので今回は3曲w
あと、おっさん頑張って目次設定してみたよ!(サルでもできる)
FANTASTIC LOVERS
作詞:唐沢美帆 /作曲:SHIBU・山田竜平/編曲:SHIBU
CD「徒花ネクロマンシー」のカップリングであり、第1話の最初に一瞬だけ流れた曲。
25秒だけです。しかもサビでもない最後の部分。
これが実は名曲だなんて誰が思うでしょうか!!てか、もったいないわ!!
えっとね、当時の私を正直なところを申し上げると、こんな感じ。
徒花ネクロマンシー買わねば!!
ん~、カップリングは光へ…ではないのか……まったくOPとED別売り商法やめて欲しいなぁ……。
なにこれ?アイアンフリル?
……おいおいwwwフランシュシュですらねーのかよwww適当なキャラソンぶっこんで金取るのやめろや!!
はい。すみませんでした。これは懺悔のために正直に書きました。
CD届いて聞いてみたら、めっちゃ良曲じゃん!!
水野愛 ~アイアンフリル 不動のセンターとしての宿命~
しかしこの曲は名曲でなければならない宿命を背負っていたのです。
なぜならアイアンフリルとFANTASTIC LOVERSが駄曲だったら、そもそもゾンビランドサガは成立しなかったからです。
・水野愛はCDが日本一になったその直後のライブで死亡した。
・源さくらはアイアンフリルに憧れて、どん底から復帰できた。
これ、もし私たちが実際に曲聞いて「なにそのゴミみたいにダサい曲」って思ったら設定の説得力が地に落ちますよねw
おいおい、さくらこんなのに憧れてたのかよ……ってなったら目も当てられませんw
しかし!!これは名曲だった!!
そりゃ、売り方によっては日本一になりますよ。
そういう意味では、作詞・作曲の人にはプレッシャーだったと思います。
あと歌う種田梨沙さんも。
そしてなにげに残りの4人も悪くないと思うのですよ。
薫(佐藤優希) ノノ(望月麻衣) 仁奈(大出千夏) みゆ(松井栞里)
調べてみたら小さな(失礼)声優事務所の新人さんばかり。
おらぼうの時のステージも良かったし、歌もちゃんと出来てました。
基本、慣れてる種田さんがセンターでメインボーカルをリードして、残りの4人はユニゾン(同じ音を被せる事)なので4人がソロで歌うのはABメロでワンフレーズごと程度ですけどね。
一人、良い声の子がいるんだけど誰なんだろうなぁ……?
歌詞
へ~恋ってそんなんなんすねぇ~(鼻ホジー
……うん、まぁ、私からコメント出来る事は何もございませんw
しかし、2008年のアイドルソングってこんなんでしたかね……。
楽曲
これも大変良く出来ていました。
まあ、もともとアイアンフリルがモーニング娘のオマージュなので、当然楽曲もそのオマージュになってます。
元ネタとしてはモーニング娘。 『LOVEマシーン』 (MV) - YouTubeとモーニング娘。 『恋愛レボリューション21』 (MV) - YouTubeを足して2で割って分解・再構成をしてオリジナル曲にした感じですね。
いえいえ、これは決して否定的な意味で言ってるんじゃないですよ?
小説・絵など、クリエイティブな事全般でもそうだと思うのですが、パクりじゃなくて、核と要素を継承しながらのオマージュ作品って、狙って作るのってけっこう大変なんですよ。
楽器構成はLOVEマシーンに近くして、コード展開は恋愛レボリューション21に近くしてる印象です。
ただまあ、割とベタなコード進行で似たような曲は世の中に腐るほどあるので、気にするほどの事ではないんですけどねw
ギターのワウバッキングとサックスのカウンターが、なんか時代感あって余計にそう感じるのかもしれませんが。
「よくある」って決して悪い事じゃないんですよ。一歩間違えれば陳腐になる可能性があるのは否定しませんが、一歩踏み出せば王道となるからです。
そしてこの曲は見事に昇華しましたね。
うん、好きな曲w
ようこそ佐賀へ
第1話で私たちを「えええええ?!……ええ~……。」と困惑させた曲ですね。
これ、扱っていいのかどうか迷ったんですよねw
デス(事実)+メタル(物理)=デスメタルと言うベタなネタですが、楽曲的にはちゃんとメタリックですね。
だって清水昭男さんはAnthemという知る人ぞ知るメタルバンドのギタリストだった方ですから、楽曲的にはもう安心のメタルサウンドw
歌詞?そんなもんいりません(極論)
どうせ叫びすぎて何言ってるか聞こえませんし、頑張って聞き取ってもどうせ大したことは言ってないとデーモン閣下も歌ってました。(洋楽メタルは特に)
しかし、ここのたえちゃんのシャウトで三石琴乃さんだと気が付いた人はよっぽどのダメ絶対音感の持ち主ですよねぇ。
DEAD or RAP!!!
作詞:KOMU/作曲:陶山隼・KOMU/編曲:陶山隼/ビートボックス:Daichi
↑完全にフリースタイルダンジョンで見る絵w
日陰のアニメだったゾンサガを一気にメジャーに押し上げた1曲。
絵・音・演技、全てがすごかった。
Daichiさんのビートボックスに、ゆうぎりの三味線が和モノサンプリング的な要素。そしてリリィのリズムコール。音の構成的にはサイファー(公園・駅前などで集まる即興ラップバトル)っぽいのが、より即興感があって良かったです。あんまりガチMIXっぽい音源だと、準備してました感が強くなってしまいますからねw
作詞も現役本職の方が担当しただけあって、洗練されていたと思います。
一般的にはラップはライム(韻を合わせる言葉遊び)してるイメージが強いと思いますが、最近ではそこまでライムは重要視されてないかと思います。それよりも内容やオーディエンスの湧かせ方の方が評価される感じ?
特に(日本語ラップでは)語尾合わせはダサがられる感じがして、それ以外の単語の語感合わせの妙が評価される傾向がある気がします。例:呑気⇔鈍器
好きなライムは高齢化⇔そうですかとしかねぇ⇔しかばねかなw
後半のBPMアップしたところからが好きですね。
あ、さすがにサガ・アーケードラップは省きましたw
って、どれもフランシュシュが歌ってないじゃないですか!!www
よ~し、次回からはフランシュシュばっかりだぞ~!